<この体験記を書いた人>
ペンネーム:yobo
性別:女性
年齢:47
プロフィール:体力の限界と戦う2児の母です。
2021年秋、私はパートを始めました。
仕事内容は主にデスクワークです。
入社して2週間ほどたった頃、私はある違和感を覚えました。
他の部署には、隣や前の席との間に透明なパネルが置かれていたり、ビニールがぶら下げられていたりと、何かしらの感染対策が取られていました。
しかしながら、私のいる部署だけが何も対策をされていないのです。
前後の感覚が他の部署に比べて多めに取られているわけでもなく、電話業務もあります。
電話の内容によっては大きな声で話す人もいて、感染対策が気になりました。
そこで、思い切って上司に「ここの部署はパーテーションを付けないのですか?」と聞いてみました。
ちなみに、この上司は男性です。
見た目はずいぶん貫禄がありますが、話の内容から察するに、私と同世代か2つほど年下という印象でした。
上司からは「そんなものは必要ない、コストの無駄」との回答。
「うちの会社からは感染者は1人も出たことがないから大丈夫だよ」
というのが理由でした。
それまではたまたま1人も出なかったのかもしれませんが、今後は分からないですよね?
うーんと思っていると、上司はさらに「自分は社外交流のために頻繁に飲みに行っている」と言い始めました。
飲みに行くことは個人の自由かもしれませんが、その話は本題とはズレていると思うのですが...。
そんな私の気持ちも知らず、上司は「〇〇社の誰さんと飲んだ」など、有名企業の人と交流があることを誇らしげに語りだしました。
そして「人脈作りは大事だよ、ほら」とこれまで出会った有名企業の方々の名刺を私に見せてきました。
...よく分からないのですが、人脈作りのために飲みに行ったりしているが感染していないぞ、ということなのでしょうか。
ひとまず話を戻すために、具体的な提案をしてみることにしました。
「透明なパネルはコストがかかりますよね。ビニールなら最近は安く売っているので、良かったら簡易的に作ってみてもいいですか?」
「この部署は個人情報を扱っていないから必要ない」
う〜ん、話の論点がますますズレてしまいました。
透明なビニールで個人情報が保護できる? 果たして他の部署はそんな目的でつけているの? と疑問だらけでしたが、さすがにそれ以上の話をする気を失ってしまいました。
後日、経理部に立ち寄った際に、パーテーションについて聞いてみました。
担当の30代女性は「そちらの部署にはまだなかったんですね!」という反応でした。
そして数日後には、私のいる部署にも透明なパネルが置かれるようになりました。
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