＜この体験記を書いた人＞
ペンネーム：濃姫
性別：女性
年齢：45
プロフィール：夫（47歳）、娘（19歳）、息子（14歳）の4人家族。夫の両親と半同居生活。現在夫とは離婚に向け話し合い中。
2021年12月に夫（47歳）の浮気が発覚し、浮気相手とも私とも別れたくないという身勝手な夫と夫婦でいることに限界を感じた私は、離婚を決意しました。
私には、夫の浮気を疑い始めた頃から仲良くしているママ友A子（48歳）がいます。
A子には相談をしたり、話を聞いてもらったり、励ましてもらったりしていました。
A子は私を気遣ってくれて、気晴らしになればとランチやカフェ、飲みに誘ってくれます。
先日も「雰囲気の良いお店を見つけたから週末ランチに行かない？」とLINEをくれたのです。
私も話したいことがあったため「行く！ 行きたい！」と即返信しました。
約束の当日、待ち合わせ場所に行くと、普段よりもお洒落をしているA子が待っていました。
「もしかして、ちょっと高級なお店なの？ 私...いつも通りの格好で来たけど大丈夫かな？」
「大丈夫だよ！ 私だって別に普段と変わらないし」
A子はそう言っていましたが、明らかに化粧は濃いし、髪の毛は巻いています。
洋服も普段はスポーティーなのにその日はエレガントな雰囲気だったので、なんとなく違和感を持ちながらA子について行くと、お店というより貸しスペースを会場にしたプチパーティーでした。
「何ここ？ パーティーなの？」
驚いてA子に聞くと、種明かしをしてくれたのですが...。
「既婚者同士の合コンパーティー会場なんだけど、美味しいビュッフェを食べながら、気軽にいろんな人たちと話ができるから気晴らしになるかなぁーと思って。サプライズで申し込んでみたのよ」
「それなら最初からそう言ってくれたら良かったのに...」
うれしいサプライズというよりは、なんとなくだまされた感が強くて気分は下降気味。
そんな私の様子に気付かずA子は、ウキウキした様子で「行こう！」と私の腕を引っ張って受付を済ませ、指定された席に...。
しばらくすると、目の前に男性2人組が座り、司会者の説明の後、料理と飲み物を取りに行き、A子が場を仕切る感じで自己紹介をしたり、好きなタレントの話など、たわいもない話をしたりして40分が経過。
すると「席を移動してください」と司会者の合図とともに、今度は3人組の男性陣が私たちのテーブルにやってきて、再び自己紹介から始まり、再びたわいもない会話をしました。
合計8名の男性陣と話をしましたが、特に楽しいとも思わず、気晴らしにもなりませんでした。
帰り際に数名の男性から2次会に誘われ、A子は行きたそうでしたが、私は疲れてしまったので帰ることにしました。
するとA子がおもむろに不機嫌になり、パーティーの時に私がつまらなそうにしているから気を使ったと言い出し、私も今日はだまされたと切れしてしまい...結局、A子とはケンカ別れになってしまいました。
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