<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さんた
性別:女性
年齢:46
プロフィール:子育て中の主婦です。
15年ほど前、現在18歳の長女が幼稚園の頃に、同じ園に子どもを通わせるママ・Sさんと知り合いました。
Sさんはママたちに知り合いが多く、なかなかママ友ができなかった私はSさんのおかげで助けられたことがたくさんありました。
当時はお互い専業主婦で、娘同士が同じクラスだったこともあり、幼稚園が終わった後にお互いの家を行き来して遊んだり、お休みの日に遊んだり仲良くしてもらっていました。
娘たちが小学校に入った頃からSさんはお勤めを始め、Sさんの娘さんは学童クラスに行くようになりました。
親子で遊ぶことは減りましたが、何かあれば相談できる心強いママ友でした。
娘たちが中学に入学した頃、Sさんはご自宅でマッサージのお店を開業。
開業当時、顔の広いSさんは幼稚園時代からのママ友たちみんなに「ぜひ来てね!」と宣伝して回っていました。
応援する気持ちで、一度だけ、とお店に行った人もかなりいたようです。
私も応援する気持ちはもちろんあったのですが、知り合いにマッサージしてもらうことに少し抵抗があり、遠慮しました。
代わりにささやかですが、お祝いのお花を送らせてもらいました。
ところが、Sさんは押しが強い!
顔を合わせるたびに、「来てよ~サービスするよ~」としつこく言われ、これまでの付き合いもあるし、一度だけ行ってみることにしました。
お店と言っても、自宅の一室にマッサージ用のベッドが置いてあるだけ。
狭い室内で30分間のマッサージ中、Sさんはずっと娘たちの学年のお子さんやその保護者のうわさ話をしていました。
Sさんはどこから仕入れたのか、いろんな子のテストの点数や順位を愉快そうに話します。
悪気はないのかもしれないけれど、私は聞きたくないなぁ...と感じ、マッサージに行ったのに、かえってぐったりくたびれ果ててしまいました。
きっと次のお客さんには私の話をするのだろうな...などと考えてしまったこともあり、二度と行きたくないと思ったのですが、帰りには次回用の割引チケットをしっかり握らされました。
その後、なんとか誘われないようにしているうちに、Sさんの自宅前からマッサージ店の看板がなくなり、来店のお誘いもなくなりました。
どうやら、うまくいかなかったようです。
開店までこぎつけた努力は尊敬していますが、あのやり方は応援できないな...と残念に思った出来事でした。
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