<この体験記を書いた人>
ペンネーム:まるおじ
性別:男性
年齢:53
プロフィール:専業主婦の妻と大学生、中学生の子ども2人の4人家族の父です。子どもが同時に中学・大学に進学してお金も精神的な負担も大変でした。
2021年の10月に私の職場で起こった出来事です。
私の所属する部署には、30年近くこの部署で働き続けている50代のベテラン女性社員がいました。
彼女は能力が高く経験も豊富で、過去にいろいろなトラブルに対処してきたことから上司や他部門からの信頼も厚く、他に代わる人材もいないということで長年異動せずに同じ部署に勤め続けていました。
私自身も2年前に転入してきた当初は彼女にいろいろと助けられ、仕事面ではとても頼りになる存在でした。
しかし彼女は、仕事はできるものの勤務態度の面では問題が多く、周囲にとっては厄介な存在でもありました。
話し好きな彼女は勤務中であろうと毎日大声でおしゃべりをし、仕事そっちのけで話に夢中になっていることもしばしばあるのです。
当然、同僚たちも彼女の態度には不満を持っているのですが、機嫌を損ねて仕事に差し支えるといけないので我慢するしかありませんでした。
以前、彼女のおしゃべりに耐えられなくなった男性職員が、人事部門に直接申し入れを行ったそうです。
しかし、彼女は役員などの会社上層部にも知り合いが多く、申し入れをした男性職員が逆に異動させられてしまったそう。
それ以来、会社に対して彼女に関する苦情を言う人も、彼女に対して直接注意する人もいなくなりました。
彼女のおしゃべりのターゲットになってしまった女性職員たちは、納得がいかなければ退社したり、他部門への異動を希望したりするしかない状態でした。
この部署は長年、負のループに陥っていたのです。
残ったメンバーは不快な思いをしながら、ひたすら我慢することしかできない理不尽な状態が続いていました。
その後、新型コロナが流行して仕事中にマスク着用が義務付けられるようになっても、彼女だけはお構いなしにマスクを外して大声で雑談するなど、職場の中でやりたい放題の状態が続いていました。
しかし2021年秋、職場でコロナ感染のクラスターが発生すると状況が変わりました。
彼女も感染者の1人になったのですが、事務室内でマスク着用せずに話をしていた彼女が「感染源では?」という疑惑の目が集中し、その噂は他部署にまで広がっていきました。
そして、クラスター発生が外部に報道されてしまったこともあり、さすがに社内で彼女を擁護する人もいなくなりました。
それでもしばらく居座っていましたが、2022年3月、ついに彼女は他部署に異動させられました。
我々は一安心したものの、異動先では大人しくするどころか相変らずのおしゃべりぶりだそうです。
彼女の無神経さには呆れるのを通り越して感心してしまいました。
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