<この体験記を書いた人>
ペンネーム:マナ
性別:女性
年齢:42
プロフィール:42歳ワーキングマザー。夫と10歳息子の三人家族です。
今から24年ほど前、私が短大生だった18歳の頃から10年ほど「親友」だった友人との話です。
その友人Mとは偶然出会いました。
私はもともと人付き合いが苦手で、学校などで友だちを作るのがとても下手でした。
短大に入学したときも、気が付いたらグループができていて、私は一人ぼっち。
人に合わせた話ができないので、一人でいるのは気楽でしたが、お昼ご飯を食べるときが少し寂しかったのを覚えています。
そんな中、たまたま同じ時間の電車に、同じ車両の同じドアから乗車したことがきっかけでMと仲良くなっていきました。
Mはすでにとあるグループの中心になっていたので、その中に入れてもらいました。
そこから友だちが増えていったので、Mと仲良くなれて本当に良かったと思っています。
Mとはお互いの実家を行き来するほど仲良くなり、就職してからも連絡を取り合っていたほどです。
次第に関係が崩れ始めていったのは、私が最初の職場を2年ほどで退職してからでした。
仲の良かった同僚のYちゃんも同じ時期に退職し、時間の空いている私たちはよく会うようになりました。
たまたまメールをしていてそのことを知ったMが、嫌味を言うようになってきたのです。
「私のことを仲間外れにしている」
「2人だけで会うなんてずるい」
最初の頃は、じゃあMの時間に合わせるから食事に行こう、と気を使って誘っていたのですが...。
「仕事終わりで疲れている」
「週末は持ち帰りの仕事がたくさんある」
Mはそんな言い訳をして全く一緒に遊ばなくなっていきました。
その後、私たちも再就職先が決まり、お互いに頻繁に連絡を取れなくなっていました。
その後は、お互いがどう過ごしているか何となく分かっている程度の付き合いでしたが、私が結婚することになったとき、MとYちゃんに受付をお願いすることにしました。
夫のことも付き合っているときから知っていたので、適任だと思ったからです。
直接受付をお願いしたかったので、2人と会う約束をしました。
その頃、私もYちゃんも実家から離れた場所で暮らしていたので、Mの仕事上がりに地元で会う約束をしました。
私とYちゃんは早めに着いて、買い物をしながらMの仕事が終わるのを待っていました。
すると、Mから電話がかかってきて「どこで食事しようか?」なんて話をしていたとき、私の横にYちゃんがいることに気が付いたMが突然激怒したのです。
「また私を仲間外れにした!」
Yちゃんは車がないから迎えに行ったと伝えたのですが、Mは聞く耳を持ってくれません。
そんなやり取りが電話で10分ほど続き、本当に疲れてしまってもういいやと思いました。
昔からわがままなところがあって振り回されていたけれど、そろそろ友人関係も潮時かなと...。
そこでMとは縁を切りました。
私はどうすればよかったのか今でも分かりません。
数年前、MがSNSで私を見つけて連絡してきましたが、数回のやり取りで終わりました。
あんなに仲の良かった人間関係でも、何かのきっかけであっという間に終わるんだなと実感した出来事でした。
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