<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:53
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。雨の日は明るい傘で気分を上げるようにしています。
今年53歳になる兼業主婦です。
私の職場で先日、傘泥棒がとうとう捕まりました。
1年ほど前から私の職場では、雨が降るたびに誰かが「私の傘誰か知らない?」と帰り際に声を上げるようになっていました。
どうやら、誰かが傘立てから他人の傘を勝手に持っていっているらしく、私もお気に入りの傘を一本やられています。
夫(54歳)から誕生日のお祝いにプレゼントされたブランドものの傘です。
怒りは収まらず「犯人を見つけたらただじゃおかない!」と息巻いていたのですが、ついに犯人が見つかったのです。
なんと犯人は、隣の部署のお局Bさん(55歳)でした。
隣の部署といってもフロアの端と端で入口が離れていて、普段使うエレベーターも別になります。
Bさんたちが使う傘立ても全く別の場所にありました。
そのせいで今まで犯人がなかなか見つからなかったのです。
つまり、Bさんはわざわざ反対側のフロアまでやってきて、私たちの部署の傘を盗んでいたことになります。
なぜ見つかったのかというと、Bさんが私の上司であるAさん(53歳)の傘を持っていこうとしたところ、ちょうど帰ろうとしたAさんに見つかり、現行犯で御用になったのです。
隣の部署からわざわざ盗んでいたのにもビックリですが、今まで盗んだ傘はどうしていたのでしょう?
Bさんの上司が追及したところ、なんとBさんは自分で使って家に持って帰った後、フリマアプリで売っていたことが発覚しました。
盗んだだけではなく、それを売って小銭稼ぎまでしていたとは...!
その話を聞いたときは驚いて「嘘でしょ!?」と、オフィス内で大声を上げてしまいました。
現行犯を目撃したAさんや他の子も、Bさんのずうずうしさに驚いて、呆れていました。
残念ながら私の傘もとうに売られてしまっていて、手元に戻ってくることはありません。
しかし、社長命令で傘がなくなった全員に、Bさんは新品の傘を返す羽目になってしまいました。
私の手元にも同じブランドの傘が謝罪とともに届きましたが、夫がプレゼントしてくれたものではないので、複雑な気持ちでした。
たかが傘一本、されど一本という感じで、その合計金額はかなりの額になったようです。
Bさんはフリマアプリで稼いだ分の5倍の金額を支払ったとか。
Bさんは自身の家族にもこってりと絞られたそうで、その点で言えば少しスッキリはした結果でした。
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