<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:53
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。好きなお菓子はグミで、ついたくさん買って市販のものを食べ比べしてしまいます。
今年53歳の兼業主婦です。
今、落ち着いて考えてみると本当に恥ずかしくなるような話ですが、30年ほど前、まだ私が大学生だった頃、毎朝大量のグミを食べていました。
当時、私はダイエットをしていて、リンゴダイエットやお酢ダイエットなどを取り入れていました。
しかし、なぜかグミも大量に食べていたのです。
なぜそんなことをしていたのか? よく噛まないといけないハードなグミは満腹中枢を刺激してくれるので、お腹いっぱいに感じやすくなる。
さらには適度な糖分もとれるので、朝から脳を動かすにはもってこいの食材だと思い込んでいたからです。
だから、いつも朝食はグミでした。
しかも「果汁入り」という言葉を信じ切って、ビタミンもしっかりとれていると勘違いしていました。
実際は、グミはゼラチンと砂糖の塊なので、ダイエットにはめちゃくちゃ不向きな食べ物です。
気づいたのは、ずいぶんたってからでした...。
ただ、今でも当時の習慣が抜けず、たまに忙しくて朝食がとれなかったときは、フルーツグミを食べながら出勤することがあります。
最近、専門学校に通う息子(現在19歳)が寝坊した日に、お菓子ストックから私が買い置きしているグミをひったくるようにかばんにつめて家を出ていくことに気づきました。
それも一度ではなく、何度も。
息子に聞いてみました。
「なんで寝坊したときは、お母さんのグミを持ってくの?」
「朝は糖分とったほうがいいって聞いたし、グミって嚙んでたらそれなりに腹膨れる気するやん。他のお菓子よりかさばらんし。あっ、あと果汁入っとるけん、ごくわずかやとしてもフルーツとった気になるやん」
どや顔で答える息子。
それを聞いた私はお腹を抱えて大笑いしてしまいました。
考えていることが私とまったく一緒だったとは! つくづく親子だなと感じてしまいました。
「それに、もともとグミは硬いものを噛むことで子どもの噛む力を強くして、歯に関わる病気を防ごうとドイツで作られ始めたお菓子やから、歯にもいいと思って」
どうやら息子は私の食習慣を受け継いだだけでなく、自分なりの「朝ごはんグミ最強論」を持っているようです。
得意げにうんちくを話す息子、私は笑い過ぎて膝から崩れ落ちていました。
リビングで笑い転げている私を見て、夫(54歳)は「ほんま親子やな~」と若干呆れつつ、一緒に笑ってくれました。
今でも私はグミの買い置きを続けています。
そして我が家の朝、たまに息子とグミの取り合いが起こっています。
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