<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ごんちき
性別:男性
年齢:47
プロフィール:会社員で妻と二人暮らし子どもはいません。
私の勤める会社には、とても迷惑な習慣があります。
それは「必ずコネ入社の人員を1人置く」というものです。
私は入社して15年ほどになりますが、コネ社員が途絶えたことはありません。
コネ社員が1人辞めると必ず新しいコネ社員が1人入社します。
顧客へのサービスの一環なのでしょうが、その社員を受け入れる現場はたまったものではありません。
私が入社した当時に在籍していたコネ社員は、とにかく自分が優先でなければ気がすまない女性でした。
業務上の連絡事項は真っ先に自分が知らされなければ怒り出します。
それだけならまだ対処のしようがありますが、業務とは直接関係のない冠婚葬祭の報告、忘年会の場所、日時の選定、備品の購入に至るまで、全て自分への報告が最優先でなければ気がすまないのです。
しかも、必ずと言っていいほど何らかの口出しをし、自分の要望が通らないと機嫌が悪くなり、周りの社員はなだめるのに大変な労力を要します。
例えば、忘年会を企画する場合、幹事になった人間には「会場は〇〇にして欲しい」「出される食事は〇〇が良い」「お酒は〇〇は必須」「出し物は〇〇をやって欲しい」などなど、ありとあらゆる要望が出されます。
しかも、要望が実現されないとご機嫌を損ねてしまうので、とても大変です。
一時が万事このような調子でした。
そんな彼女も65歳を迎えてようやく定年退職し、やれやれとほっとしていると新たなコネ入社が...。
とにかくその繰り返しなのです。
現在、在籍しているコネ社員は取引先の重要部門の人物の奥さん(夫婦ともに30代)ですが、こちらもやりたい放題。
社内の業務が忙しいと予測される日の朝、始業前に電話をよこして「今日は休みま~す」とだけ伝えてガチャッ。
もちろん駄目とは言えず、彼女の仕事は他の社員へ振り分けられることになります。
また、仕事に余裕がありそうなので、緊急で仕事をお願いしようとすると「私、忙しいので無理で~す」と拒否。
「イヤイヤ暇でしょ?」と内心思いつつも、何も言えずすごすご引き下がります。
我が社では、社内の情報を各社員へ回覧することとなっており、当然彼女へも回覧が回ります。
すると「これウチのパパ知っているかな?」と一言言った後、当然のようにスマホを取り出し、回覧された書類をパチリ。
どうやら夫に報告するつもりのようです。
これまた取引先への気兼ねがあるので、我が社のトップでも何も言えず野放しで、代わりに周りの社員が「社内情報を教えるんじゃない」と叱られる始末。
腫れ物を触るように接しなくてはならず、ストレスは溜まるばかりです。
いい加減にして欲しいですが彼女はまだ30代。
辞める気配もなく、本人はいたって楽しそうに毎日出社して仕事(?)を満喫しています。
それで会社の受注につながっているなら文句は言えませんが、本当にうんざりする毎日です。
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