衰弱していた子猫を保護。お世話して元気に動けるようになったら...えっ、恩返し!?

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:53
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。動物好き。昔から子犬や子猫に懐かれます。

衰弱していた子猫を保護。お世話して元気に動けるようになったら...えっ、恩返し!? 5.jpg

53歳の兼業主婦です。

以前、少しの間だけ猫を飼っていた頃の話です。

小学生だった息子(現在19歳)が「学校の帰りに道で、段ボールの中で鳴いていて、とても可哀そうだったから」と子猫を拾って帰ってきたことがあります。

すでに柴犬を飼っていたので、猫のペットが増えるのは相性的にもどうかな?と悩みました。

しかし、私や夫(現在54歳)も動物好きだったこともあり、再度その子を捨てるという選択肢はありません。

家族で相談した結果、もらってくれる方が見つかるまで面倒を見ようと、少しの間その猫を預かるかたちで飼うことにしました。

柴犬は家の中で飼っていたのですが、いきなり一緒は難しいと判断し、ガレージの温度が低くなりすぎないようキャンプ用のテントを別に張って、柴犬にはしばらくそこで生活してもらうことに。

柴犬には申し訳なかったのですが、子猫が少し弱っていて、居間においてちょくちょく様子を見る必要があったので、少しの期間だけ移動してもらいました。

飼い猫だったのかとても人懐っこく、動物病院に連れて行っても幸い病気は見つかりませんでした。

ただ、数日きちんと食べれていなかったのか多少の衰弱が見られ、元気がありません。

しかし食欲は旺盛で、買ってきたキャットフードを山のように食べては寝てを繰り返し、次第に元気を取り戻していきました。

子猫が元気になって、リビングを自分で動き回れるようになった頃のことです。

ふと見ると奥の床の間へ歩いていって、箪笥の奥を覗き込みながら一生懸命その隙間に手を伸ばしています。

何かあるのかと私が覗き込むと、なくしたと思っていたイヤリングの片方を見つけました。

偶然だと思ったのですが、その翌日には机の影に入り込んでいた息子のフィギュアのパーツや、また別の日には玄関の花瓶置きの下に滑り込んでいた夫のネクタイピンなどを見つけてくれました。

数日後、その子猫はご近所さんのお友だちという隣町のご夫婦に無事もらわれていきましたが、それまでに我が家でたくさんの失くしものを見つけてくれました。

今でもその子は長生きしているようで、ご夫婦の家で元気に暮らしているようです。

好奇心が旺盛だっただけ、あるいは偶然が重なっただけなのかもしれないのですが、私たち家族は「あれは猫の恩返しだったのでは」とずっと思っています。

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