<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:53
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。最近は子ども世代の結婚式に出席する機会が増えました。
53歳になる兼業主婦です。
これは私の職場関係の女の子、Aちゃん(当時25歳ぐらい)の結婚式に職場の仲間と出席したときの話です。
友人や知人の結婚ラッシュは終わり、親戚まわりもみんな年頃の子は結婚してしまっていたので、久しぶりの結婚式でした。
私はワンピースを新調し、少しばかり気合いを入れて参加していました。
受付で芳名帳に名前を書き、案内された披露宴会場の席につきました。
しかし、式の時間になってもなかなか新郎新婦が入場して来ず、私を含め会場中のみんなが「どうした、どうした?」とざわついていました。
そして、本来の予定から一時間半ぐらいたったころでしょうか。
壇上に上がったのは新郎の両親で、新郎の父親らしき男性がマイクを取り...。
「みなさまにはせっかく足を運んでいただいたところ、大変申し訳ありませんが、本日の披露宴は中止させていただきます。ご祝儀はお返しします。本当に申し訳ありませんが、本日はお食事会とさせていただければ幸いです」
ざわついていた会場は一瞬ピタッと時間が止まった如く、シンと静まり返りました。
「何があったの?」
「これだけ待たせておいて...?」
会場中がさらにざわざわし始めました。
私も一緒に出席していた職場の子と「どうしよっか?」「ご祝儀返すって言われてもね...」と相談しながら、内心何かしら事件が起きたに違いないとドキドキしていました。
すると、新郎の友人席付近にいた男性の方が小声で話してくれました。
「どうやら、新郎(当時20代半ば)が土壇場で結婚式を嫌がり、式場にすら来ていないらしい。今は誰も連絡が取れず困っている様子だ」
まかさの事態にびっくりしました。
それだけでも驚いたのですが、さらに後日、一緒に出席していた職場の子から聞いた話が衝撃的でした。
なんと新郎は結婚式当日に来なかっただけではなく、実はAちゃん以外の他の女性の方と一緒に逃避行していたのだそう。
これを聞いた私は、「そんなことってあるの!?」と職場で大声を出してしまいました。
結婚式を挙げるはずだった2人は授かり婚だったので、新郎にはかなりのプレッシャーがかかっていたようですが、当日に他の女性と逃げ出すとは...。
こんなドラマのようなことあるのだなぁと本当に衝撃しました。
ちなみにAちゃんは、新郎の両親、新郎、新郎と逃避行した女性から慰謝料をたんまりもらい、自身の実家で元気にお子さんを育てているそうで、少しだけ安心しています。
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