<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴち
性別:男性
年齢:52
プロフィール:大好きな料理って、どうしても期待値が高まってしまうのは私だけでしょうか。
子どもの頃からカレーが大好きな私。
ここ数年は、欧風カレーよりもナンでいただくインド風カレーが気に入っています。
5年ほど前、当時47歳の私は初めて訪れた場所で、たまたまインドカレー店を発見しました。
飾り気のない店構えで、そこにカレー店があることを見逃してしまうほど、シンプルな雰囲気のお店でした。
入り口には、様々な種類のカレー、細長く伸びたナン、シシカバブなどのサイドメニューの写真が貼られています。
知らない土地で見つけたカレー店、これも何かの縁と思い、どんな味のカレーが出るのかワクワクしながらドアを開けました。
インドの方かな? と思われる50歳ぐらいの店主が現れると、やや不慣れな日本語で、丁寧なあいさつをしてくれました。
早速、メニューにある日替わりランチを注文すると、今日はもう売り切れとのこと。
時間はまだ12時半、店内には私しかいないのにもう売り切れ?
少々モヤモヤしながらも気を取り直し、チキンカレーセット(980円)を注文しました。
ライスかナンかと聞かれたので、ナンをお願いするとナンは1枚100円と説明する店主。
さらにセットドリンクを聞かれてアイスコーヒーを注文すると、アイスコーヒーは追加で200円かかると言われました。
ナンとドリンクってセットに入ってないの? では、セットってカレーと何がセットなの?
モヤモヤしていると、店主がお冷やと紙おしぼりを持ってきてくれました。
紙おしぼりはすでに乾燥していて使い物にならないし、お冷やは常温の水道水でした。
お店選びを間違えた? そう思ったとき、店の奥から「チーン」とトースター? レンジ? の音が響いてきました。
間もなく、私の前にはチキンカレーとナン、アイスコーヒーが運ばれてきました。
お肉がひとかけらも入っていないチキンカレー、冷凍ピザ生地のように丸い形の、家庭用トースターにピッタリサイズのナン。
なぜか最初からミルクとガムシロップの入ったアイスコーヒー...。
あいにく私の口には合わない味でしたが、残すのはもったいないので完食しました。
とはいえ、ナンは小さくてカレーの量も少なめで、私にとっては腹4分目程度にしかなりません。
様々な点から満足度の低さを感じつつ会計に向かうと「1500円です」と言う店主。
いやいや、計算おかしくないですか? とツッコミを入れる気すら失せた私は店主の言い値を支払い、店を出ました。
「また来てね!」と明るく言う店主の声を背に受けながら、近くのコンビニに入り、カレーパンを買いました。
いちいちおかしいカレー店と、そのあとに食べたカレーパンのおいしさをいまだに忘れることができません。
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