<この体験記を書いた人>
ペンネーム:うさぎ
性別:女性
年齢:50
プロフィール:50歳パート主婦です。
結婚当初(1998年)から義両親と同居をしています。
義父は2014年に69歳で亡くなりました。
義母(73歳)は元気ですが、年齢とともにできないことが増えてきました。
足腰が弱くなってきたため、一人で病院まで行くのが難しく、私に負担がかかってきたのです。
義母はいろいろな科を受診しています。
皮膚科、脳神経外科、泌尿器科、眼科と日にちがバラバラで、それら全てを送迎しなければならないとなると、負担はなかなかのものです。
特に眼科は毎月診察を受けているのですが、クリニックが混んでいると半日がかりになってしまいます。
どうしても仕事で連れて行けないときは、診察室まで付き添いしてくれる介護タクシーを頼んでいます。
でも、義母は介護タクシーを使うのに抵抗があるようなのです。
付き添いまでしてくれる介護タクシーは登録制で、掛かった時間で料金が加算されていきます。
義母はこれが気になって仕方がないらしく、義母の認識だと、私(50歳)の車なら医療費しかかからないからと、できれば私に病院に連れて行ってもらいたい様子です。
ですが、自家用車だって税金やガソリン代、車検などの維持費がかかっていますし、診察は時間が読めないため、仕事前の送り迎えだと仕事に間に合うかイライラしてしまいます。
何より、私の労力も大変ですし、義母を病院に連れて行ってしまうと夕食の買い物にも行けません。
かといって、まとめ買いや週一の宅配、ネットスーパーを利用しようにも、義母はグルメなところもあり、冷凍食品や宅配便での買い物を好んではいない様子。
食事はきちんと買い物に行って、食品を調達して作ってほしいようです。
病院へ送迎しろ、買い物にも行け、と言われても私は一人しかいないので、物理的に無理ですよね、仕事もありますし...。
もう「どうすりゃいいんだよ!」と言いたくなってしまいます。
だから、義母に言いました。
「これから子どもにお金が掛かってきます。そして、週5日仕事に行っているので毎回病院に連れて行けません」
「それはそうだけど...介護タクシーって高いのよね~」
「私は仕事もあるし、買い物もしなければなりません。ときどきの利用なら介護タクシーのほうが安いくらいだと思いますよ」
「分かったわよ。義姉(53歳)も忙しいからって来ないものね。介護タクシーを使います」
やっと、分かってくれたようです。
私も少し優しい気持ちになり、食料の買い出しでは義母の好物を買ってあげたい気持ちになりました。
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