「逃げ場のない場所で、好意もない相手から迫られる。想像するだけで怖いですよね。私も以前、自分しかいない職場で、高齢の男性から迫られたことがあったんです...」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
そんなある日、男性が、すでに作業が終わってトラックに乗って帰ろうとしていたのに、私が戻って来たのを見つけると、わざわざトラックを停め直し、ペンションの中までついて来ようとしました。
私は「何か忘れ物でしょうか?」と冷たく言い放ち、怒りと恐怖の感情を抑えるので精一杯でした。
それ以降、その男性が来る日は、ペンションにいないようにして、戻る時間も遅くしなるべく会わないようにしました。
ところが今までは、17時過ぎには必ず仕事を終わりにして帰っていたのに、私が戻るのを待つかのように、帰るのが18時になり、19時になり...。
もう帰っただろうと思いペンションに戻ってもまだ作業をしているため、鍵をかけて部屋にこもり、ひたすら男性が帰るのを待つ日々を過ごしました。
やっと全ての作業が終わった次の日にも、外に忘れ物をしたと再びペンションに来たときには、さすがに居留守を使いました。
ペンションを見上げている、男性の目は今でも忘れません。
薪ストーブの設置作業をしてもらっていたので出入りを断ることもできず、非常に長く感じた数週間でした。
後から、男性はもう10年以上前に奥様を亡くし1人で暮らしていると知りました。
寂しかったのもあるでしょうし、ペンションに何度も出入りして私と親しくなったつもりでいたのかもしれませんが、常識的なマナーはきちんと守って欲しいと思いました。
漫画:ヤドカリコ/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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