<この体験記を書いた人>
ペンネーム:となりのとろろ丼
性別:女性
年齢:41
プロフィール:結婚7年目。男児1人を子育て中、北国在住のママです。
我が家は私(41歳)と夫(38歳)と子ども(5歳)の3人家族です。
5年前、子どもが夜泣きをしていた時期のことです。
夫は育児に協力的な方ではなく、私の出産前も出産後も特に生活を変えることなく、週末になれば飲み会に参加して夜中や翌朝に帰宅していました。
その日も夫が飲み会から夜中に帰宅しました。
私は熟睡していましたが、頬を掴まれる感覚で目を覚ましました。
夫が私を起こそうと、私の頬を両側からつまんで口をヒヨコのようにさせていたのです。
夫はニヤニヤとしながら、「あ、起きた」と言いました。
熟睡中に起こされたからには、何か緊急事態かと思えば、「ねえ、着替えさせて、首揉んで、肩揉んで」と自分の世話を要求してきました。
恐らく酔っぱらったために、甘えたくてわざわざ私を起こしたのでしょう。
しかしほとんどワンオペ状態で育児中の私は、自分が飲みに行ったり遊びに行ったりできない状態なのに、夫は平気で好き勝手飲んで帰ってくることに腹を立てていました。
そんな中、育児のために常に寝不足の中で貴重な睡眠時間を妨害された私は、いら立ちで夫を甘えさせるような精神状態ではありませんでした。
それでも、不満を全面に出しながらも着替えを手伝いましたが、そんな私の様子を見て「なに、嫌なの? やりたくないの?」と夫が聞いてきました。
私は正直、やりたいわけがないでしょうと思い、その言葉が喉まで出かかりましたが、ぐっとこらえて、「やりたくないというより、眠いんだよ」と言いました。
それを聞いた夫は急に態度を変え、「じゃあいいわ、寝れば!」と逆ギレ。
そして、着替えも途中でやめて布団に潜り込んでしまいました。
無理やり起こして着替えを手伝わせて、挙句に逆ギレして先に寝る? 取り残された私は、やり場のない怒りを抱えて呆然...。
布団に潜り込んだ夫からはすぐにいびきが聞こえてきました。
その夜は、腹立たしさと夫の大きないびきのせいで、なかなか眠ることができませんでした。
翌朝、眠ったことで気持ちが落ち着いた私は、昨夜の自分の態度を少しだけ反省したことと、睡眠時間が不足しているので寝ているときは起こさないでほしいことを伝えたくて、夫に話しかけました。
なんと夫は昨夜の出来事を全く覚えていませんでした。
すべて、酔っぱらいの悪戯のようなもので、私がつらい思いや嫌な思いをしたこともすべて無意味なことだったのです。
それからというもの、私は酔った夫に起こされても狸寝入りを決め込み、意地でも起きなくなりました。
結果、起きても起きなくても翌朝夫は何も覚えていないので、私が無理せず眠れている方が、家の雰囲気が良くなったように思います。
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