<この体験記を書いた人>
ペンネーム:うさぎ
性別:女性
年齢:50
プロフィール:週5勤務のパート主婦です。
私(50歳)は個人のクリニックで医療事務をしています。
事務のスタッフは私を入れて4人。
その中の1人にお局さん(57歳)がいて、彼女はかれこれ15年ほど勤務しています。
仕事は正確で早く、さすがはベテランといった感じの働きぶりです。
お局さんは裏表がなく、思ったことははっきり相手に言う性格です。
面と向かって言ってしまうのが玉に瑕ですが、その場にいない人の悪口など言わないので、職場は比較的良い雰囲気です。
しかしこのお局さん、「思い込んだらカッとなる」ことがしばしばあります。
いったん怒りモードに入ってしまうと、落ち着くまで何も言ってもダメです。
周りの人の言葉が一切耳に入らなくなってしまうようで、そのモードになってしまったら嵐が過ぎるのを待つしかありません。
2022年3月のある日、スタッフの1人が請求書の書類の書き方を間違えてしまいました。
どうやら間違いだらけで、お局さんの逆鱗に触れたようでした。
「なんでこんなに間違えているの!」
書類をバンバンと叩きながら怒り心頭のお局さん。
その場にいたのは私だけで、「今は何を言ってもダメだ」と傍観するしかありませんでした。
事務スタッフの中でも担当する仕事は分かれており、私は請求書などの書類は書いたことがないので、フォローすることもできません。
この書類の担当者は帰ってしまったので、明日にならないと出勤してきません。
結局、請求書の書き直しは翌日やることになりました。
あくる日、お局さんがその間違えた請求書に添付する書類がないと言い出しました。
原本を付けて提出する請求書です。
「もしかして書類をシュレッダーにかけてしまったかも...」
お局さんがそう言うので、青くなってみんなで書類を探しましたが見つかりません。
クリニックにあるシュレッダーはとても細かく裁断できるものなので、元に戻すことはちょっと無理そうです。
仕方がないので、書類の再発行を先方にお願いすることになってしまいました。
お局さんは怒りモードで我を忘れて、シュレッダーにかけてしまったのかどうなのか、その瞬間の記憶が飛んでしまって何も覚えていないそうです。
スタッフのミスに怒りながら、自分もとんでもないミスをしてしまったお局さんは、かなり落ち込んでいました。
もともとその人が持っている気性は、根本的に直すことはできないのかもしれません。
だけど、怒り出す前に少し落ち着くことができれば、このようなことは避けられたのかもしれないな...と思った出来事でした。
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