<この体験記を書いた人>
ペンネーム:かっちゃん
性別:女性
年齢:43
プロフィール:世間知らずの一人娘が大家族へ嫁ぎ、今では3児の母です。
結婚当初から夫の家族と同居しているため、義母(69歳)との関係も15年以上になります。
同居という環境と義母元来の性格が相まって、義母は夫や私、孫たちを含め、家族全員に細かなことまで関与し続けています。
とにかく1から10まで知らないと気が済まない。
特に子どもに関することについては出しゃばりだと感じることも多々ありましたし、煩わしさにイライラすることもしばしばでした。
驚くべきことに、義母は私以上に子どもたちの学校行事や習い事のスケジュール等を把握しています。
夫の仕事のことについても、とにかく私が知らないことまで義母は知っている具合です。
一時は自分自身に不甲斐なさを感じたり、義母に直接「全てを報告するのは疲れる」と訴えたこともありました。
しかし、何十年と生きてきた他人の性格を変えられるはずもなく、同居解消も現状では難しい。
直談判にも効果が期待できないのであれば、思い悩んでイライラするだけ自分が損です。
何より家は居心地のいい空間でありたいもの。
それならば、「ゲームのボスキャラと思って対応を楽しんじゃおう!」と開き直ることにしました。
まずは、義母は頼られることや相談されることが大好きなので、小さなことでも「お義母さんはどう思います?」「お義母さんなら、どうします?」と聞くことにしました。
意見が不要であっても、とりあえず聞く。
極端な話、お義母さんの答えが賛同できるものでなくとも、「なるほど~」と相槌を打てばいいのです。
質問して答えを受け取る、これが攻略法その1です。
その2は、質問した事柄に対してできる限り「お義母さんの言っていた通り〇〇でした~」と結果報告をする。
これは毎回当てはまるわけではないのですが、かなりの効力があるので、「そういえば~」のように話題を変えたい場面にも使える技です。
この2点セットで我が家のボスキャラは攻略可能です。
お姑さんに望まれる「いい妻」を演じ続けるのには、心身共にエネルギーが必要ですし、どこかで破綻してしまいます。
それでも、多くの方が良好な関係を望んでいるのではないでしょうか。
それは妻だけではなく、お姑さんも同じだと思います。
それならば、相手に歩み寄れる部分は寄り添っていく。
私が義母との付き合い方に採用したものではありますが、もし共感してもらえたなら、自分なりに苦手な相手に合わせてアレンジして試してみてください。
無駄なエネルギーを消耗することなく、風通しのよい関係になれるかもしれません。
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