【私が痩せた理由】ぽっちゃりな私を奮起させた法事での従兄弟の「ある言葉」

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:53
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。幼い頃はむっちり体系でした。

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現在53歳の兼業主婦です。

子どもの頃から「どちらかというとお母さんよりお父さんに似ているね」と親戚や近所の人に言われて育ってきました。

小学生低学年の頃は、そう言われてもあまり気にしておらず、むしろお父さん子だった私は「うち、お父さんに似てるんやね」とちょっと嬉しく思っていました。

しかし、中学生になり思春期に入った頃です。

法事の席で従兄弟(当時16歳)に「とらとらちゃん、お父さんの家のほうに似てきたね」と言われたのを聞いて、とてもショックを受けました。

理由は、父方の家系はみんなふくよかな方ばかりだったから。

実は、私の父(享年71歳)もほっそりしているとは言い難い体つきでした。

恰幅が良くてお腹もでーんと出ている感じで、後で私の母(77歳)に聞くと、父は職場の健康診断ではいつも「肥満」と診断されており、お医者さんからも「痩せましょう」と毎回言われていたそうです。

当時、法事に来ていた親類をぐるっと見渡すと、父も父の姉(現在81歳)も父の妹も(現在77歳)揃ってふくよか。

他の父方の親戚も同様で、とてもニコニコとして優しそうなのですが、ほっそりとしたモデル体型のような方は1人もいなかったと記憶しています。

とにかく、従兄弟の言葉はショックでした。

「お父さんに似ている」のではなく「お父さんの家のほうに似てきた」との言葉は、暗に「太ってきたね」と言われたように感じたからです。

その日から私は「脱! お父さんの家のほう似!」をスローガンにダイエットを開始。

思春期になっても父親が嫌いだとか、父親が汚く感じるなんて感情は抱かなかった私は、父に「ごめんね」と心のどこかで謝りながらのダイエットでした。

しかし、当時好きな子がいたためか、「せめて普通体系と言われたい」という思いが強かったのです。

三食しっかり食べるけれど極力お菓子は控え、夜9時以降は水しか飲まないというダイエットで、身長が伸びるとともにすうっとスタイルが変わっていきました。

おかげで、現在もそれなりに体型を維持することができており、職場の健康診断のBMI数値も標準、メタボ診断もひっかかることはありません。

あの法事での従兄弟の言葉は本当にショックでしたが、逆に考えるとそのおかげで自分が太く見えることに気が付き、健康的な体型になれたと感謝しています。

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