<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さくらみちこ
性別:女性
年齢:55
プロフィール:イタズラ? あるいは動画撮影? 幼稚すぎて腹が立つ出来事に遭遇しました。
2021年春の出来事です。
いつものウォーキングコースを歩いていた私(55歳)は、道のど真ん中に「黄色い何か」が落ちているのを見つけました。
「なになに?」と思いつつ近づいてみたら、バナナの皮だったのです。
「なんでこんな場所にバナナの皮?」と不思議に思いつつ、道の端っこに移動。
バナナの皮は踏むと滑って危ないですからね。
そして「これで良し」と、ウォーキングを再開しました。
すると、少し進んだところ、これまた道のど真ん中に黄色いものが。
またバナナの皮だったのです。
「え? またバナナ? どういうこと?」
このときは、不思議というよりも疑念が湧き上がり、「これはイタズラなの?」と考えました。
周囲を見渡してみたところ予感的中、道の先々にバナナの皮が落ちていたのです。
まるで動物を捕まえるワナのように。
どれもこれも道のど真ん中に堂々と置いてありました。
その整然とした様子は、「落ちている」というよりも「置かれている」といった感じです。
これはもう誰かの仕業にしか見えません。
そうだとしたら、これはすごく幼稚なイタズラでしょう。
そう思った途端「これがどんなに危ないことなのか分かってるの?」と、怒りがこみ上げてきました。
なにせそこはとても人通りの多い歩道で、子どもたちにとっては通学路。
地域の生活道路です。
誰かが気づかずに踏んで転んでしまったら、大きなケガにつながるかもしれません。
あるいは、まかり間違って並行している車道に転げ出た場合、命に関わる問題だって起こりかねません。
そんなことをあれこれ考えたら余計に腹が立ちました。
「一体何の目的でこんなことを?」
私にできることは踏まないことと、バナナの皮を片付けることだけです。
そこで我に返り「幼稚な誰かさん。私がきっちり片付けますからね」と、そんなことを心でつぶやきながら、バナナの皮の片付けをスタートしました。
ちょこっと歩いてはバナナの皮を端っこに、また歩いてはバナナの皮を端っこに。
誰も踏まなさそうな場所を選んで移動しました。
本当はまとめて捨てたかったのですが、バッグもビニール袋も持っていませんでした。
かかった時間は多分15分くらい。
20個程度のバナナの皮を移動してミッション完了となりました。
「イタズラじゃすまないよ! 危ないんだから!」
「他人を巻き込んではいけないことくらい分かんないの!?」
「もしかして誰がもうケガしてたら、あんたどうするつもりなのよ!」
などなど、帰り道ではくだらないことをした、顔も分からない誰かへの怒りの言葉が次々と頭に浮かびました。
とはいえ、こういう危険で幼稚なイタズラって、なかなか世の中からなくなりません。
これからも、少なくとも目に入ったものは「気付いたら片付ける」で対処しようと思っています。
人気記事: 《漫画》月2万円渡して「残ったら君のお小遣い♪」ってアホか! 波乱すぎる娘と彼氏の初同棲<前編>
人気記事: 《漫画》パート先で53歳同僚のいじめのターゲットに!? もう許さない! 立ち向かうと決意した日<前編>
人気記事: はぁぁ? 夫よ、どうやって払う気なん? 家のローンあるのに、ゴルフセットに...新車やと?《かづ》
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。