【祖父の朝食に驚き】義理の祖父が「ものすごい勢いで飲み干した」グラス。大正生まれの強さよ...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:かっちゃん
性別:女性
年齢:42
プロフィール:結婚当初から夫の家族と同居をしている3児の母です。

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義祖父が生きていた頃の話です。

26歳で夫の家に嫁いだ私ですが、当時の義祖父は80代半ばだったと思います。

義実家の自営業を起ち上げた創業者でもある義祖父は、若い頃の私にとって圧迫感と威厳を持つ人でした。

義祖父がいる空間は、たとえ家族同士であってもピリッとした雰囲気が漂っていたものです。

義祖父が現役経営者であった頃は、たとえ親子であっても敬語を使っていたエピソードを義父から聞いたことがあります。

嫁いだばかりの頃の私は、朝と夕、必ず義祖父母へご挨拶をしにいくのが習慣となっていました。

少し緊張しながら、引き戸をノックして部屋に入っていたものです。

あの緊張は義祖母ではなく、義祖父だけに向けられていたものだと今でも思います。

そんなある日、いつものように朝のご挨拶に伺うと、義祖父の姿しかありません。

どうやら、義祖母は朝早くに外出したようです。

義祖父は大きめのグラスを持ち、中身を「コクリ、コクリ」と飲み干しています。

私は会釈をしながらも、よく目をこらして見てみるとグラスの中には2つの大きな生卵!

なんと義祖父は生卵を飲み物のように丸飲みしていたのです。

しかも、物凄い勢いで一気に飲み干し、あっという間にグラスは空になりました。

そう、あれは「丸飲み」という表現がぴったりでした。

よくよく理由を聞くと、その日は朝ごはんの用意がなかったとのこと。

義祖母への不平を言いつつ、義祖父は、戦時中の卵は高級品、栄養価も高いので「卵を食べれば元気になる。特に生卵が一番」と話します。

生卵さえ口にしていれば、栄養バランスもとれ、健康にもいいと義祖父は強く信じていたのです。

その前の衝撃シーンに驚いていた私は、義祖父の説明に、ただ頷くことしかできませんでした。

今から思えば、卵かけご飯の方が見た目も腹持ちも、栄養面においてもいいのではと思うのですが、あの勢いのある一気飲みがいかにも義祖父らしかったと感じます。

やはり大正生まれ、戦争を経験して商売を切り開いていった人の強さは並大抵ではないと納得するような姿でした。

その後も、生卵を飲み干すという何度見ても見慣れないシーンを見かけることになるのですが、今思い出しても「あれは大蛇のようだった...」と少しゾクリとします。

ちなみに義祖父は94歳の大往生、最後まで健康そのものでした。

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