<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女性
年齢:44歳
プロフィール:夫(47歳)、娘(18歳)、息子(14歳)と愛犬ポメラニアンが家族。夫の実家で義父(72歳)と義母(69歳)と半同居。
夫(47歳)の実家は1階で飲食店を営んでおり、2階が義父(72歳)と義母(69歳)の居住スペース、3階が私たち家族の居住スペースです。
私は飲食店を手伝っていて、ホールや経理を任されています。
2022年1月に夫と私は、離婚話が出るほどの大喧嘩をしました。
私たちの喧嘩を知った義父母は暴走し、私が子どもたちを連れて家から出て行ってしまったらどうすると、大騒ぎし始めたのです。
我が家は高校3年生の娘(18歳)と中学1年生の息子(13歳)がいるのですが、2人に心配をさせたくはありませんでした。
特に娘は大学受験直前だったので、動揺させたくないことを義父母に話し、騒がないように頼みました。
「分かったけど、出ていくなんて言わないで。何かあったらすぐに私たちに相談して」
義父母はそう言って渋々ながらも納得し、表向きは静かになりました。
しかし、義父はおしゃべりで仲の良い常連さんたちに何でも話してしまう人。
案の定、離婚の危機も話したようでした。
1月の終わり頃、義父と仲良しの常連さん(70歳)が突然、自分が若いときに浮気をして奥さんにバレたが許してもらって、奥さんへの愛情が倍増したという話をし始めました。
「若ママさん(私のこと)は、マスター(義父のこと)の次男坊(夫のこと)とは仲良くやってるの?」
話の後にそう訊ねてきたのです。
私はすぐに義父がしゃべったのだと分かりました。
義父をにらみつけると、義父は慌てて目をそらし逃げるように厨房の奥へ...。
数日後には違う常連さん(60代後半)が声をかけてきました。
「若ママ、最近元気がないんじゃない? 旦那と喧嘩でもしたの?」
これも義父から聞いたのだとすぐ分かりましたが、お客さんに嫌な顔をするのも筋違いです。
「特に何もないですよ! 娘が受験だから気を使って疲れてるのかしら。ご心配ありがとうございます」
そんな営業対応をしておきましたが、おしゃべりな義父への怒りは収まらず、お店の営業終了後に詰め寄りました。
「お義父さん、常連さんたちに夫婦喧嘩のことを話してるでしょ?」
「え、そんなこと話すわけないじゃない」
ごまかそうとするところ、夫にそっくりです...でも逃がしません。
「嘘! ここ数日、数人のお客さんがいろいろ言ってくるのよ。お義父さんが夫婦喧嘩のことを話したからとしか思えないんだけど? なんで他人にベラベラと何でも話しちゃうの?」
問い詰めるとしばらく黙っていましたが、堪忍したのか口を開きました。
「悪かったよ。でも、ママ(私のこと)がこの家から出て行ってしまったらと思うと心配で夜も眠れなくて...。つい、あいつらに話しちゃったんだ」
しょんぼりした様子で話すと「あいつら以外には話していないし、もう誰にも話さないよ」と謝ってきたのです。
私もしょんぼりしている義父を見ていたら可哀想になり、そのときは許しました。
しかし、私が甘かった...。
数日後、義父が言っていた「あいつら」以外の常連さん数人から、私と夫の夫婦仲を探るような話をされました。
もう怒りを通り越し呆れ果てています。
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