<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:41
プロフィール:10歳年上の夫と二人暮らしの主婦です。
昔から日本史が大の苦手な私。
大学受験も世界史を選択し、大人になってからも特に日本史を学んできませんでした。
父親は大の日本史好きで家にはたくさんの本があったのですが、なぜか私はそれらに興味がなかったので、いまだに苦手なままです。
そんな私ですが、新しく始まる大河ドラマが話題になっているということで、見てみることにしました。
休みの日だったので夫(51歳)も一緒に見ます。
するとドラマを見ていたときに夫が「この後、源頼朝と北条政子は結婚するもんなあ」と言い出し、それを聞いた私はびっくり。
「え! そうなの!? でも今のところ両思いじゃないし、源頼朝は他の女の人のことを好きそうにしてたじゃん。これから2人がくっつくなんてネタバレしないでよ!」
私からすれば、恋愛ドラマの第一回目に結末をネタバレされたように感じてしまったのです。
それを聞いた夫は心底びっくりした顔をしました。
「そんなこと言われても...それくらい常識で知ってると思ったんだよ。小学校で習わなかった?」
確かに習ったのかもしれませんが、私の記憶にはありません。
「私が歴史が苦手なの知ってるでしょ。苗字が違うんだから、まさか夫婦だなんて思わないよ。苦手だからちょっとでも詳しくなろうと思って見ているのに余計なこと言わないで! もうネタバレされちゃったし、そもそも難しいし、もう見ないかな」
自分で逆ギレと分かっていても、恥ずかしくて悔しくて、気持ちをどこにぶつけたらいいのか分からなくなってしまいました。
「うん、無理して見なくていいんじゃない? 歴史ドラマはいきなり見るよりもある程度は知識があったほうが楽しめるし。そういえば前も同じ役者が演じていた全然違う歴史上の人物を、同一人物だと勘違いしてなかったっけ?」
「確かにそうだけど...あのときはながら見だったし、ちょっと勘違いしただけじゃん。どうせ私は歴史オンチだよ」
どう考えても私が悪いのですが、喧嘩のようになってしまいました。
ドラマが終わってからしばらくは気まずい雰囲気でしたが、夫に対する怒りというより、あまりにも歴史に無知な自分にあきれてしまいました。
それを察したのか夫も助け舟を出してくれました。
「誰でも苦手分野ってあるよな。君は語学だって料理だって運動だって俺よりできるのに、日本史だけは例外なんだよな」
「そうなんだよね、小さい頃から親に歴史の話はたくさん聞いてたんだけど、なぜかまったく身についてないんだよね...」
とんだ夫婦喧嘩まで招いてしまったあきれた歴史オンチ、これを機に少しづつ勉強してみようと思います。
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