「何やってんだ! どけ!」預かった資料を破いたうえに偉そうに説教...こんな塾長より生徒の方が大人で

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ころちゃん
性別:男性
年齢:54
プロフィール:コロナ禍で一人暮らしの母親が気掛かりになります。

8.jpg40歳の頃、勤めていた学習塾での出来事です。

50歳の塾長は感情のコントロールができないタイプで、日常的に不条理な言動を繰り返し、周りを振り回していました。

ある日、生徒の1人が学校の定期テストの問題用紙を持ってきました。

塾は各学校の問題を回収し、内容を分析し、テスト対策に使用するのです。

受け取った20代の講師は、問題用紙をコピー機の自動紙送りにセットしました。

預かった問題用紙はできるだけ早く生徒に返却する必要があり、定期テスト直後は生徒たちが一斉に問題を持参するため、コピー作業が極めて忙しくなります。

しかし、このとき問題用紙が紙送りのどこかに詰まってしまい、コピー機が止まってしまいました。

たまたま近くにいた私は、彼に対処方法を教えようと、エラーの表示を見て紙の詰まった所を開けました。

案の定、問題用紙が詰まっており、破けなくて良かったと安堵しつつ、用紙を破らないようゆっくり引き出しにかかりました。

ところが、運が悪いことは続きます。

授業中の塾長が、自分の授業で使うプリントをコピーしようと急ぎ足でやってきたのです。

感情がコントロールできない彼は、相手のために待つなんてことはしません。

まず、自分の思い通りにコピーできないことに癇癪を起こしました。

私の作業をいらいらと見ていましたが、我慢ができず「何やってんだ! どけ!」と私を押しのけました。

そして、テスト用紙を乱暴に引っ張って破いてしまったのです。

小さい紙片が残り余計に始末が悪くなりましたが、塾長は乱暴に機械に手を突っ込み、さらに小さく破片を引きちぎりながら、まるでごみでも扱うようにその辺に投げ捨てました。

機械をリセットさせ、自分のコピーをしてそそくさと教室に戻っていきました。

残った私たちは溜息をつき、ぼろぼろになったテスト用紙を集めました。

生徒に返さないわけにはいかず、パズルのようにつなぎ合わせてセロテープで貼り合わせました。

途方に暮れた講師に、私は自分が生徒に謝ってくることを告げ、さて何と言ったものかと考えているところに、塾長が仏頂面で現れました。

彼は私を呼ぶと、破れたテスト用紙を私が返却してくるよう、ぼそっと指示しました。

私はすぐに生徒のところへ行き、自分が破ったことにして詫びました。

運のいいことに、その生徒はとても寛容で「大丈夫ですよ!」と明るく許してくれました。

私が事務所に戻ると、塾長は私に目も合わさず、どうだった、と尋ねました。

私が丸く収まったことを告げると、すぐに全員を塾長室に集めました。

そして、いつもながらの理不尽な講話が始まりました。

「本日、授業中にコピー機が詰まるという極めて重大な事態が発生した。ところが信じられないことに、事務所にいた職員は誰1人その重大性を認識していなかった。結果として、私が自ら迅速な対応を取らざるを得なかった」

皆、怪訝な顔をして聞いています。

「この大失態を教訓にして、今後は真摯な気持ちで真剣に業務に取り組んでほしい」

ばかばかしくて、誰も何も言いません。

毎度のことですがこの反応に塾長は満足せず、自分の言い訳が空振りしていると感じ、ぎこちない尊大な笑顔でお馴染みの自己フォローを続けました。

「おいおい、落ち込まなくてもいい。未熟なうちはこんなミスもある。これを糧に成長したらいいじゃないか」

上から目線の態度もおそらく本気ではないのでしょうが、「さっきはごめんな」など、素直な言葉を彼に期待するのは無理でした。

問題用紙を破られた生徒の寛大な心と比べても、誠に恥ずべき姿勢です。

とっくに縁は切れていますが、今頃ご本人は成長されたのでしょうか。

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自分のミスにする意味がよく分かりませんでした。

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