<この体験記を書いた人>
ペンネーム:うさぎ
性別:女性
年齢:50
プロフィール:更年期がそろそろ終わりのような気がしてきました。イライラと身体の不調が減ってきたように思います。
2008年4月に娘が産まれて、病院から連れて帰ってきた日のことです。
その日は4月なのに季節外れの寒さで、昼間の気温も8度くらいしかなかったと思います。
桜も咲いているのに凍えるような寒い日でした。
我が家では、うさぎをペットとして飼っていました。
うさぎは犬と違って感情が顔に出ない(分かりにくい?)ので、懐いているのかよく分からないこともありました。
でも、私が仕事から帰ると足にまとわりつくことも多く、少なくとも親しみは持ってくれていたのだと思います。
娘が生まれるまで私たち夫婦(当時36歳)には子どもがいなかったので、毎日うさぎに声をかけ、ケージを掃除して世話をして、遊び相手もしていました。
そんな生活だったので、娘を連れて帰ったときのうさぎの反応が心配でした。
飼い主の私が出産で1週間入院して、家にいなかったのでなおさらです。
退院当日、家に帰ると、昼間は家の中を動き回っているはずのうさぎがケージに入れられています。
夫が「今日はケージから出していないよ」と言ったので安心しました。
うさぎは足音と声で、私たちが帰ったのが分かったのでしょう。
背伸びをしてケージから出る勢いで娘を見ています。
気になって仕方がない感じでした。
赤ちゃんが家に来て1カ月ほどたったときです。
1階のリビングの床にマットを引き、娘を寝かせて食器を洗っていたら、うさぎがそーっとやってきて娘をなでているではありませんか!
一瞬、娘をかじったりするのではないかと、ひやっとしましたが、そんな様子はありません。
うさぎでも自分より後から家に来た娘を見て、自分が先輩だと思っているんだなあ...と癒されました。
その後も娘をリビングに寝かせておくと、ピョンピョンとやってきて添い寝をしてくれることもありました。
自然にやるので見ていて感心というか、うさぎの母性本能なのかなあ、と思うこともありました。
娘が1歳、2歳になってくると、今度は娘がうさぎのところに近寄っていって一緒に遊ぶようになりました。
一緒に写っている写真では、うさぎなので表情はちょっと分かりませんが、心なしか微笑んでいるようにも見えました。
2010年にうさぎは亡くなってしまいましたが、うさぎとしては長生きしてくれました。
大往生だったと思いたいです。
それまで私たち家族の一員として娘の面倒を見てくれたうさぎに、ありがとうと言ってあげたいな...。
娘は13歳になりましたが、今あのうさぎが家にいたらどんな感じで接していたのかなと考えたりします。
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