朝まで続く動悸に止まらない汗...更年期のホットフラッシュ、私の対策法

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ペンネーム:K子
性別:女性
年齢:51歳
子ども2人が大学生になり子育てはひと段落。自営業でフルタイムで働いている。

「働く女性は、更年期障害になりにくい」と聞いたことがあり、確かに周囲の働く女性たちからあまり「更年期」の話題が出てこないので、自分も大丈夫なのかなとタカをくくっていた40代半ば。

生理のリズムが崩れてきて、そろそろ閉経が近いのかな?と思ってきた47歳頃、夜中に汗だくになって目がさめるという日が何度かやってきました。「なんだろう?」と思いながらも、着替えれば、また眠れたので気にせず、時が過ぎていました。

そして、ある日、今度は夜中じゅう、ドキドキと動悸が止まらず、朝まで眠れない日がやってきました。落ち着こうとあたたかいものを飲んだり、深呼吸をしたりしてみても、ドキドキは止まらず。ステージに上がる前の舞台袖のような緊張感が続き、いよいよ「やはり、更年期かもしれない」と思い始めました。

後で思いかえすと、冬なのに電車の中でひとり汗が止まらず、ハンカチが手放せなかったり、部屋にいても急に暑くなって、汗が噴き出したりすることも増えていました。

暑くて汗をかくくらいなら拭けばいいけれど、動悸で眠れないのはたまらないと思い、更年期障害にいいという漢方薬を処方してもらい、飲み続けています。

一口に「更年期障害」と言っても、症状や体質はいろいろなので、私の体質にあうものや、症状などに合わせて薬を変えながら、今は落ち着いています。

漢方のおかげか、動悸はなくなりましたが、暑いこと、特に顔がほてって汗をかくことは変わりありません。

そこで、ここ数年は、着るものを変えました。まず、ハイネックの服は着ない。なるべく胸元のあいた服を着ています。冬でもタートルネックはNG。厚手のセーターも着ません。コートもダウンは押入れの奥にしまいこみ、裏地もついていないような薄手のコートをあえて選んで着ています。出かける時は、最初は少しひんやりしますが、3分も歩くと体がホカホカ温まるので、薄いコートで十分。

電車に乗る時には、あらかじめコートを脱いで中へ。満員電車の中でコートを脱ぐのは至難の技なので、ホームで先に脱いでおくと、暑くなって汗だくにならなくてすむというわけです。

かと言って、夏の冷房にあたると、体が冷えるので、薄手の上着は欠かせません。つまりオールシーズン、薄手の服を重ね着して、心地いい温度を保てるように、脱いだり着たりが自由にできるようにするといい!と気がつきました。赤ちゃんと一緒ですね。

私の場合は幸い、心が沈んだり、イライラしたりするという症状は少ないですが、不調をそのままにしておくと、イライラやうつうつにつながるのかもしれない、とも思います。

ひとつ言えるのは、「働く女性は、更年期障害になりにくい」という情報はデマだったな...ということ。

衣替えをするたびに、「今の私には着られない服たち」をどうするか悩みますが、この時期を通り過ぎたら、また着られるといいなと思って、とりあえずタンスの肥やしになっています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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