アラサーシングルのヤマネコさん(34歳)と、同じアラサーシングルのアキコさん(32歳)。二人が期間限定でオープンした2.5次元アイドルのコンセプトカフェに行った時に語り合った「オタクになると発生しがちな問題」と、その解決法(?)についてお届けします。
※実際に身の回りで起きた実体験エピソードに基づき構成しています。
「まずは、グッズ収納場所確保問題である!」
大掃除の際、「この買い過ぎてしまった6つ子アニメの缶バッジたちは、どのゴミ分類で捨てればいいの?」と頭を悩ませた私にとって、この問題は大きいのです。
「アニメ、漫画、アイドルだけじゃなくて、城や偉人推しのオタクも同じだと思うんだけど...」
「推しに関連する資料や本は全部『公式グッズ』の扱いになるから、ホイホイ買ってしまう...これってオタクの性だよね」
グッズ欲にまみれながら購入するので、元々「何を残すか」の判断基準が鈍っており、大掃除の際には断捨離どころではなくなります。
韓流アイドルを推しているアキコも、グッズ収納で頭を悩ませているのだそう。
「リスト化すると視覚化されてお金使うのを自制できるって、こないだ読んだビジネス書に書いてあったけど」
「グッズが売れないせいで弱小アニメと見なされたら、今後のグッズ販売数が削られそうじゃない? だからできなかった!」
私の推し作品を作ってくれるアニメ会社には経営が心配なところもあるので、なるべくグッズを買って買い支えたいのです。
「グッズ課金できないとアイドルの行く末が心配。毎回遠征のたびにブロマイドやタオルやクリアファイルを買って買い支えてしまう...薄いグッズはかさばらないから」
「でも一枚じゃかさばらずとも、数を増やせば当たり前だけどかさばるよね。数だけで言えば薄いグッズの方が多いなんて事態、経験ない?」
「ある~~!!」
最近は様々なジャンルのオタク向けグッズが販売されていて、百円ショップでは「クリアファイルを収納するクリアファイル」を売っていたりします。
「どうぜグッズ欲は収まらないだろうから、せめて有効な活用法を見つけたい」
「ペンライトはどう? 電池式だから日頃は外しておいて、いざって時に防災電灯として使えるかも」
「そうだね。ペンラがあればスマホでライトつけなくて済むから、スマホの充電減らさなくて済む」
「でも本当は、オタクにとってグッズはそこに"ある"だけで有効活用できてるんですよ...!」
「!?」
「同じ空間にいて癒されてたら、それはもう有効活用してるってことじゃない? 毎日私を癒してくれるなら値段分は活用できてる。つまり...推しのグッズ、イコール実質タダでは?」
無理して片付けたり捨てたりせずとも、グッズと同じ空間で過ごせればそれだけで幸せ。
これこそがオタクの自然な姿なのかもしれません。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。