もしかして前世は人間!? 苦手なエサでも丁寧に扱う、気遣いが細やかだった我が家のハムスター

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:せみ
性別:女
年齢:44
プロフィール:44歳の夫と中学2年生の娘と暮らすパート主婦。

もしかして前世は人間!? 苦手なエサでも丁寧に扱う、気遣いが細やかだった我が家のハムスター 48.jpg

44歳のパートで働く主婦です。

夫(44歳)、娘(13歳)の3人家族です。

娘が小動物好きで、ハムスター、モルモット、金魚、キンカチョウなどを飼ったことがあります。

中でもハムスターは大好きで、今までにゴールデン系のハムスターを3匹飼いました。

初代はキンクマ、2代目と3代目はロングヘアーハムスターです。

3匹ともほぼ人を噛まない良い子でしたが、特に3代目は、飼い始めから、つい最近亡くなるまで、一度も誰も噛まれたことがありません。

彼が食事している時にかわいいなと思ってつい撫でた時も、寝床で寝ている時に知らずに触って起こしてしまった時でも、嫌な顔などしません。

「ん? どうしたの?」と微笑んでいるようなおっとりした顔で、ゆっくりこちらを見つめ返してくれる子でした。

そのおっとりした性格と細かい気遣いをする性格が、なんだかハムスター離れしていて、ときどき「彼の中には小さい人間が入っているのでは?」と思うこともありました。

そして、その3代目には面白い癖があったのです。

普段、彼はエサ入れのプラケースに入れてあるハムスターフードや穀物、ナッツ、ドライフルーツなどから、いらないものは床にまき散らしつつ、好きなものだけをより分けます。

そしてその場で食べたり、食べきれない分は寝床に運んで貯めこんだりしていました。

彼は娘から手渡しでフードなどをもらうと、そのもらったものが好みに合えばその場で食べきるか、いったん頬袋に入れて寝床へしまいに行きます。

しかし、好みでないときは、一旦、ケージの中の床に設置してある置き型の回し車の中へ並べに行くのです。

多分、その場で床にペッと吐き捨てたのでは娘に失礼で申し訳ないと感じるのだと思います。

でも、食べたくないものを寝床の中に入れておくのは邪魔になるので、床よりは高い位置にある回し車の中に、うやうやしくお供え物のように飾って、娘に気を使っていたようです。

別に好みでないなら、もらったその場で床に捨ててしまっても私や娘は気にしませんが、3代目はとても人間に気を遣う子だったので、決して床に投げ捨てるようなことはしませんでした。

彼のために、安売りの大きくて硬くて重たいハムスターフードをまとめ買いしたことがあったのですが、そのフードは一度も寝床に運ばれることなく、日々置き型回し車に陳列されていきました。

結局、毎日夕方に、娘によってケージは掃除されて、床の上のフードも、回し車の上や寝床のフードも全て片づけられるわけですが、小さなハムスターでも彼なりに気を遣って暮らしているんだなあと思った出来事でした。

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