「生活費が足りない」頻繁にお金の無心をしに来る叔母に困惑

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ペンネーム:みすず
性別:女
年齢:55
プロフィール:私は55歳独身、87歳の母の2人暮らしです。現在、亡き叔父の親戚のことでとても困り果てています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

1年程前まで住んでいた家の近くには、徒歩3分位の所に母の10歳年下の弟である叔父と叔母(叔父の妻/現在70歳)の住まいがありました。

叔父は、閑静な住宅街のにある自宅の一角で鮮魚店を営んでおりましたが、近くに立て続けに2件のスーパーがオープンしたことで経営が思わしくなくなり、山にそびえ立つ旅館やホテル街への行商一本で商売をしていました。ところが、それも今から10年位前に赤字経営になり、大きな借金を抱え、自己破産手続きをとり、結果的には倒産してしまいました。

そんな時、叔父は肺癌を患って入退院を繰り返し、働くこともできず年金暮らしとなり、金銭的に厳しい生活のようでした。

生活のためにと、妻である叔母が知人や銀行、消費者金融などからお金を借り、今度は叔母が借金を抱えることになりました。私の自宅と近かったこともあり、何度も母にお金を借りに来ていたのを覚えています。

その昔、叔父の商売が繁栄していた頃、我が家の家計は火の車でした。ですが、母が叔父に3000円を貸して欲しいと頼んだ時には、すげなく断られていたそうです。

それでも、叔母が何度も借りに来た時は、うちにもお金の余裕もなかったのですが、母はお金のない苦しさをよく知っていたし、弟のためと思い、毎回1万円前後は貸していたようです。

 

そんな中、去年の3月に、叔父は肺癌のため再度の入院。それから5月の中旬に母が急遽入院しました。私は、3000円も貸してくれなかったという叔父をあまりよくは思っていませんでしたが、血の繋がりのある叔父が病気を患い弱り切った姿を見ると、放っておくことはできません。半月ほど、叔父と母の病院を行ったり来たりしました。そのころには、昔のことはどうでもよいと思うようになっていました。

そうして、5月の下旬、叔父は76歳で他界しました。叔母にとって、とても辛く寂しいものであることは理解していたので、「何かあったら言ってね。出来ることはするから」と、励ましました。

 

叔父の死後、叔母は、入院している母にはさすがに言えないのか、今度は私に「生活費が足りない」とお金を借りにくるようになりました。私も出来る範囲で、その都度1万円から3万円を貸していました。

叔父の死後およそ半年後、叔母の家から車で20分位の今の家に引っ越したのですが、車の免許を持っていない叔母は、私の携帯に電話してまでお金の無心をするようになりました。

そのようなことが何度か続き、ようやく私も叔母にとって、自分はお金を借りるためだけの存在になっていることに気づきました。母が入院してもお見舞いは半年後にお菓子の小さな箱を持ってきて、話すこともなくさっさと帰っていくし、さらに最近では「友達の車に乗せてきてもらったから」と、お茶を飲むことなく、母に言葉を掛けることさえなく、お金だけ受け取って帰っていくのです。

さらに最近は、「少し前に知人にまとめて借りた借金返済のため」と借りる金額も30万円等高い金額を言ってくるようになりました。それはさすがに無理だと言うと、「自分は借りれないので、私の名前で銀行から借りて欲しい」とか、それもできないと言えば、「誰かからか借りてくれないか」と言われます。

叔母には3人の子供がいますが、長男は、「今まで散々お金を出してやったのだから今は無理」だと言われたそうです。長女は嫁ぎ、仕事もしていないのでお金の話は出来ないし、次男には子供が4人いるので、自分の家計で精一杯とのこと。だから今は、私にしか頼れないと言う叔母。しかし、例え力になるよと言っても、お金ばかりを頼りにされても、私も母を養っていかなければならないし、今後何にお金がいるかも分からないので、正直困り果てています。


親戚だから、力になってあげたいのは山々ですが、心のないお金だけの繋がりは寂しく、これが本当に親戚なのだろうかと、最近悩んでいます。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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