どうしよう...良かれと思ってしたことでお義母さんを傷つけた?/もづこ

この春、娘が幼稚園に入園するため只今準備で大忙しです。

その中でも一番私を悩ませているのが手提げバッグなどのいわゆる「袋物」の制作です。

裁縫がからっきしの私はどうしたものかと頭を抱えておりました。

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ほとんどの袋物は既製品でどうにかなりそうなのですが「歯ブラシ袋」だけはピッタリのサイズがなく作るしかなさそうです。とはいえ、私には寸法が書かれたプリントをみてもどう作るのかさっぱり...。

前回のエピソード:「捨てなきゃよかった」お義母さんが思い入れのある鍋を処分した結果


ふとお義母さんが昔「仕立て屋さんで働いていた」というお話を思い出し、
「そうだ、お義母さんに教えてもらおう!それに最近は衰えを気にしてネガティブ気味だから得意な裁縫で元気を取り戻してくれるかも...!」
と、ワクワクしながらお義母さんのところへ袋の寸法が書かれたプリントと生地を持っていきました。

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最初は
「もう昔のことだし今は手が震えてうまく針も持てないのよ...」
と言っていましたが、寸法が書かれたプリントを見ると途端にプロの顔つきに。

裁縫道具を引き出しの奥底から出してくる足取りもどことなく軽やかです。

なんだかいつもより生き生きして嬉しそうなお義母さんをみて、私も嬉しくなって一緒に型紙を作り始めました。

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お義母さんは作りながらいろんな思い出話をしてくれました。

まだ幼かった息子(夫)を育てるためお勤めしながら夜は仕立て屋さんでアルバイト。

お義母さんの仕立ては評判で、店の繁忙期だけのはずがそのまますっとお願いしたいと店長さんに頼まれ専用ミシンを渡されたこと。忙しいながらも楽しかったこと。子供の七五三のスーツも自分で縫ったこと...などなど、私もすっかり聴き入ってしまいました。


...ところが。

『あれ...?』

お義母さんが書いている型紙のサイズがどうもおかしいのです。

指定のサイズ+縫い代が必要にもかかわらず、縫い代分が足りません。

それとなく説明するのですが会話が噛み合いません。

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そこへ、それまでの様子をなんとなく見ていた夫が

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と、ストレートに指摘。

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それでもなかなか理解できないお義母さんはどんどん表情が曇っていきました。

そしてとうとう...

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不機嫌になり、すっかりやる気をなくしてしまいました。

慌てて私は

「ありがとうございました!とりあえず大体わかったので明日教えて頂いた通り作ってみますね!」

と笑顔で言いつつ(夫を引っ張って)部屋に戻りました。


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夫の言葉に「ハッ」としました。
私はお義母さんが昔を懐かしみ、楽しんでくれることばかり想像していました。
そして上手くいけば自信もついて前向きになってくれるのではないかと...。


お義母さんが上手くできなかった時のフォローを全く考えていなかったのです。

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傷付いたお義母さんを再び笑顔にすることはできるのか?

そして提出が明後日に迫った袋は無事完成するのか...!?


次回、最終回へ続く...

 

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もづこ
40歳で娘を出産。漫画やイラストを描きつつ、夫と慣れない育児に奮闘しています。義母と2匹の猫と同居中。オムニバス形式の出産育児コミックエッセイ集『うちの子の場合!』(KADOKAWA)に寄稿。
健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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