「先生、認知症で来れないかも」同窓会を開くためにLINEで伝達。ところが先生もそれを見ていて...<後編>

「先生の様子がおかしかったのでLINEで友人たちに連絡することに。ところが、先生もそのグループに入っていたのです。さらに発覚したのが...友人のとんでもないミスで先生は相当に傷ついたと思います」

「先生、認知症で来れないかも」同窓会を開くためにLINEで伝達。ところが先生もそれを見ていて...<後編> 37.jpg

■後に発覚した友人のとんでもないミス!

私は早速メールアドレスを知っている同級生に連絡。

「残念です。あんなに元気だった先生が...」という返信がすぐにたくさん返ってきました。

ところが一方、LINEグループでは事件勃発!

Kさんはいきなりグループみんなが見られるところに「先生が認知症になっちゃったかもしれない」と書き込んでしまったのです。

「ちょっと待ってよ! これ先生読んだらどうするの!」

 「えっ? まずかったの?」

 なんとおめでたいことやら。

とにかく、すぐに削除しなきゃ!

そう思っていたら意外な人から返信があったのです。

 「俺はそんな話は聞いていない」

そう返してきたのはまさかの先生本人...これには私もKさんもびっくり。

でも、ほかの友人曰く 「認知症になっていても、まともなときもあるよ」

そうなのかな...と思いつつ、再度、連絡を取ってみることにしました。

すると、電話の向こうの先生はいたって普通でした。

では、あの人は誰?

いろいろ確認してみると、なんとあの日電話をかけた携帯電話の番号が1つ間違っていたのです。

一安心をして、みんなに訂正のメッセージを送ったところ、みんなからの返信は「Kさん、相変わらずやってくれるね」でした。

中学時代のイメージそのまま、おっちょこちょいのKさん...ということで無事、騒動は幕を引きました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

注目記事

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP
S