「お香典貧乏」状態の両親。それでもお葬式には出席すべきですか?<後編>

「何かと理由をつけて知人の葬式に参加したがる父。お香典、タクシー代、喪服のクリーニング代など、いろいろとお金が必要です。年金暮らしの両親に無理はしてほしくないのですが...」

「お香典貧乏」状態の両親。それでもお葬式には出席すべきですか?<後編> 73.jpg

■お香典、交通費、クリーニング代...バカになりません

何十年も会ってない人や、小さい頃しか付き合いのなかった幼馴染、仕事で一度しか会ったことのないような人のお葬式があったとします。

すると、父はどこからか話を聞きつけてくるのです。

「あの人には世話になった」

「あの人とはこういう思い出がある」

「あの人はとてもいい人だったから心が痛む」

こんな理由をつけて葬儀に参加したがるのです。

そして「いいお葬式だった」と満足した顔で帰ってくるのですが、お香典はあまり安い額では恥ずかしいのか、それなりの出費になってしまいます。

葬儀に行くための交通費もバカになりません。

さすがに新幹線を使うような遠いところまでは行きませんが、斎場が駅から遠い場合、父はタクシーを使います。

喪服のクリーニング代なども考えると、年金暮らしの高齢世帯にとってはかなりの出費になってしまいます。

もちろん、最後のお別れなので頭ごなしに「行くな」と言えないのですが、お葬式に行くくらい大切な人だったら、生前に電話や手紙なのでコミュニケーションをとっておけばよかったのに...と思ってしまいます。

老夫婦2人でつましく暮らしていたと思いきや、まさかのお香典貧乏。

高齢世帯ならではの事態に、私も母もモヤモヤしています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP