「お墓の手入れは大変だなと思っていた頃、掃除をしようと墓地に向かうとお墓がなかったのです。一瞬、何が起こったのか分からず、二度見してしまいました」
■なぜ!? あるはずのお墓がなくてびっくり!
2023年年末、新年を迎えるにあたってお墓のお掃除に行きました。
到着するとびっくり仰天。
「えぇっ‼ お、お、お墓がない‼!」
お墓のあるべきところが、更地になっているではありませんか!
曾祖父母のお墓だけを残し、玉砂利エリアにあった祖父母の墓、祖母の弟夫婦の墓がなくなっていました。
あまりにもびっくりした私は放心状態...。
現実が把握できず、何度も見返したほどです。
おそらく、お墓が多すぎるので、本家の人たちがまとめたのではないかと思います。
でも、そんな大変なこと、普通は連絡があると思いますよね。
ところが、その頃すでに本家との付き合いがなかったため、どこに住んでいるかも知りません。
あちらも私がどこに住んでいるのかも知らないでしょう。
ですから、本家の方々はもちろん、お寺さんも連絡ができなかったのだと思います。
私はこのとき、父のことを思い出していました。
亡くなった父も「お墓がなくなった」という経験をしていたのです。
父は、父方のお墓に毎月のように通っていました。
でもある日、お墓参りに行ったらお墓がなかったそうです。
お寺中を探し回っても見つからず、父は「俺、ボケたか?」と本気で思ったとか。
父は四男なのですが、父親は他界、母親は長男のお嫁さんから家を追い出され、父が引き取っていました。
ことの真相は、そのきついお嫁さんが長男である夫が亡くなったときに、勝手にお墓を建て替えてしまったのです。
実質、お墓の管理は父がしていたのに!
このときもお寺から連絡はなかったそうです。
「親子でこんな経験するなんて、ありえないよね...」
肩を落として帰りながら、そんなことを考えていました。
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