「私(女性)が学生時代に通っていた定食屋での出来事です。愛想の良い女将さん。でも、少しずつ横着というか、対応が雑な感じになっていきました。調子にのるとこうなってしまう、栄枯盛衰を見たような感覚です」
■少しずつ接客が粗雑に...。そしてとうとうとんでもない発言も!
繁盛するうちに、少しずつおかしな言動をするようになった女将さん。
ある時は店が満員でも、常連の男子学生(20歳くらい)が来ると「ちょっとそこ詰めて! みんながちょっとずつ詰めればもう1人くらい座れるでしょ」
そう言って店の奥から椅子を持って来たことがありました。
その男子学生は運動部で体が大きく、詰めて座るには無理がありそうでした。
本人も申し訳なさそうに「じゃあまた後で来ますよ」と言いましたが、女将さんは彼を気に入っているのか「ほら、今席を作ったから早く座って!」と半ば強引に座らせました。
また、1000円札で払おうとした常連学生に対してはこんなことを...。
「お釣りはないわよ。そのために小銭入れをあげたんだから、小銭入れにちょうどの額を入れてきなさいよ」
怒った口調に驚きましたが、そのときは他の客がすぐにお会計をして小銭が入ったため、お釣りが出せました。
1万円ならまだしも1000円札でお釣りがないなんて、いくらなんでも飲食店として準備不足です。
そしてついに、とんでもない宣言をしたのです。
「今日から夜は予約制にします。夜に来るときはお昼までに電話してね!」
気軽にふらっと入れるところが良かったのに、わざわざ予約しないといけないなんて...。
さすがに面倒臭くなり、私たちは次第にその定食屋さんに行かなくなりました。
そうこうしているうちに私は卒業してしまったため、その後、定食屋さんがどうなったのかは分かりません。
卒業後に後輩と話す機会があったとき「そういえば、あの定食屋さんどうなった?」と聞くと「そんな定食屋さんありましたっけ? 私は知りません」と言っていました。
おそらくすぐに閉店してしまったのだと思います。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。