「隣の町内で火事があり、私たちの町内で寄付を募ることになりました。しかし、町内のある人が頑なに反対するのです。別に希望者のみの寄付なのに、そこまで反対する理由はあるのでしょうか?」
■寄付は希望者のみなのにどうして!?
寄付を集めることになって数日後のことです。
町内会長さんから聞いたのですが、抗議の声が上がっているようです。
声を上げているのは、同じ町内会のAさん(80代後半、男性)です。
「うちは火事と関係ない。町内会が寄付を集めるのがおかしい!」
そんな抗議があったそうです。
確かに「関係ない」と言われればそうですが、その後も何度も「町内会として寄付を募るのを撤回しろ!」と苦情を言います。
Aさんの気持ちは分からなくはないのですが、あくまでも「希望者のみ」です。
そこまで反対するのはどうしてでしょうか。
「寄付や募金が嫌なら、強制ではないからしなければいいだけなのに」と思いました。
Aさんの年齢から推測ですが、Aさんが子どもだった頃は戦後ですから、食べ物などにもご苦労されたのではないかな、と思われます。
そのせいか「困ったときは自分でどうにかするものだ!」と言い切るAさん。
正直、無慈悲で冷たい人と感じてしまいました。
我が家の近くはお年寄りが多く、3世代や4世代家族も珍しくありません。
その一方で、古い家を壊して高層のマンションが次々と建ち、駅からの利便もいいせいか単身者や若い方も最近では増えてきました。
それによって住民が二分化されていると感じています。
若い方の中には「町内会は面倒だから入りません」という方もいます。
年齢関係なく「助け合い」という言葉が響かない人もいるんだなと感じた出来事でした。
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