【59歳夫の浮気疑惑】必ず「毎週月曜日、午後6時」に出かける夫。モヤモヤを募らせ、ついに調査開始

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:さくらみちこ
性別:女性
年齢:55
プロフィール:孫の一言がきっかけで始まった私のモヤモヤ。それはまさかの形で...。

【59歳夫の浮気疑惑】必ず「毎週月曜日、午後6時」に出かける夫。モヤモヤを募らせ、ついに調査開始 63.jpg

技術職の夫(59歳)、ライターの私(55歳)、16歳で結婚して出産し、現在はシングルマザーの長女(28歳)、2人の孫(11歳と8歳)で同居しています。

そんな我が家で2年前に起きた出来事です。

ある夏の日から、夫が「コンビニに行ってくる」と出かけるようになりました。

決まって毎週月曜日、午後6時です。

この習慣が始まったのが多分春ごろで、気づいたのは小学校3年生の上の孫でした。

「じいじは月曜日にいつも出かけてる。だいたいこの時間」

サスペンスドラマみたいな口ぶりで、そう私に伝えてきました。

「超真面目なじいじが、毎週月曜日に出かけているのはどこに? 何しに?」

このとき以来、夫の行動は家族全員の興味の対象になりました。

最初はまったく気にしていませんでしたが、次第に気になり始め、ついには「月曜日の夫はなんだかとってもうれしそう」と感じるようになったのです。

段々と私のモヤモヤが猛スピードで加速。

もう放置はできませんでした。

ということで、ここは直球勝負。

「なんで毎週コンビニ行くの? なんで夕方6時なの?」と聞いてみました。

夫は「なんとなく...」とか「おつまみが...」など、歯切れの悪い返事を返してきます。

これは怪しい。

「浮気?」とか「お気に入りの店員さんがいるの?」など、しょうもない想像が頭に浮かぶようになり、私のモヤモヤは最高潮に達しました。

ここは行動あるのみ。

探偵みたいにこっそり夫を追跡することにしたのです。

そうしてやってきた次の月曜日。

いつも通り夕方6時が近づくと、やはり「コンビニ行ってくる」と玄関に向かう夫。

やっぱり嬉しそうでした。

「いってらっしゃい」とか言いながら、すかさず私も行動開始です。

バッグをもって玄関に向かい「よし!」と気合を入れたその瞬間、出かけたはずの夫が帰ってきたのです。

「マイバッグ忘れた」と言いながら。

玄関で鉢合わせし、少し驚いた表情の夫が「買い物? 何がいるの?」と聞いてきたのですが、とっさに何も浮かばない私。

しどろもどろした後、素直に聞くことにしました。

「毎週月曜日、夕方6時にあなたがお出掛けするのが気になっています。それは女性関係かもと疑っています。それを確かめたくてあなたを追跡調査するところでした」

これを聞いた夫はあきれた表情に。

そして、仕方がないと言いたげな様子で真実を話してくれたのです。

「実は、毎週月曜日はマンガ雑誌の発売日。それを読みたくて。夕方6時なのはみちこさん(私)がご飯を作ってる時間で抜け出しやすいから」

以前は、そのマンガ雑誌を喫茶店で読んでいたそうです。

しかし、コロナ禍で喫茶店に行くことがなくなり、同時に目的のマンガ雑誌が読めなくなったので、コンビニで読むようになったのだそうです。

なんじゃそりゃ。

「いやいや立ち読みはダメでしょ。家で読めばいいのに」

「それはイヤだった。いい年だし、孫もいるし。みんな笑うだろうし...」

なんて話をしていたら、突如下の孫が乱入。

「だからじいちゃん、あの船長がどうなるか知ってたの!?」

とてもうれしそうに夫に聞いてきました。

これが完璧な助け舟となり、夫の浮気疑惑はあっさり解決。

私は心底ホッとしながらも、「私のモヤモヤどうしてくれる?」となり、つい「家で読みなさい!」と叱ってしまいました。

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