「桜の季節になると思いすことがあるんです。実家には大きな桜の木があって。1日中、剪定作業のため木登りをして作業をしました。家に帰ると、どうやら腕に異変が...!?」
■小さい頃は得意だった木登り。久しぶりに調子に乗ると...
私の家から車で20分ほどの距離にある実家には、大きな桜の木が3本植えられています。
私が生まれる数年前に植えられた桜で、樹齢およそ50年になる大木です。
両親は庭仕事が好きで、自分たちで庭木の手入れをしていました。
しかし、今年で79歳と高齢になる両親、だんだんと大きな桜の手入れができなくなりました。
数年前から自然に任せた結果、枝が屋根にかかるまで伸び、庭にほとんど日が当たらなくなってしまったのです。
他に育てている草花に日が当たらず、困っている母。
そこで、私が剪定してみよう! と思い立ちました。
私にとっては幼い頃から数え切れないほど木登りをした桜です。
久しぶりに登ってやろう!と張り切りました。
数十年ぶりでしたが体が覚えているのか、案外簡単に登ることができます。
地上3メートルほどまで登って太い桜の枝にまたがると、なんだか急に自分が若返ったような、なんでもできるようないい気分です。
私はすっかり調子に乗っていました。
早速ノコギリを使って太い枝を切り始めました。
電動ノコギリがあれば楽なのでしょうが、そんな便利なものは持っていません。
まずは細い枝を落とし、だんだん太い枝にチャレンジ。
しかし、普段からノコギリを使うことなど滅多になく、実はノコギリの正しい使い方もよく知らない私。
とにかくノコギリは引くときに切れるんだ!と自分に言い聞かせ、だんだん痺れてくる腕を力任せに動かし続けます。
10分もすると慣れない作業にクタクタ。
しかし数十年ぶりの木登りに興奮していましたし、両親が「すごい! すごい!」と喜んでくれる声に力を得て、無心でノコギリを動かし続けました。
太いもので直径20センチはあったと思います。
庭に日が当たるくらいまで枝を落とした後は、切った枝の解体です。
地域のゴミの回収に枝を出す場合は、決められた長さに枝を切り揃える必要があります。
木の上に比べて地上での作業で危険はあまりありませんが、とにかく数が多い。
張り切って落とした大量の枝を放置して帰るわけにもいかず、無心で数時間ノコギリを動かし続けました。
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