＜この体験記を書いた人＞
ペンネーム：白いコップ
性別：男性
年齢：40
プロフィール：74歳の父親、75歳の母親、42歳の姉と同居中の長男で、自営業を営んでいます。
長男の私は、現在74歳の父と75歳の母、42歳の姉と同居しています。
私は生まれてからずっと地元で評判が悪くて有名な両親と、すぐにキレて問題行動を起こす姉に苦しめられてきました。
父は普段から殴る蹴るは当たり前、怒って人の顔に唾をかける等、暴力的な行動が目立ちます。
母は会社の同僚をいじめて退職に追い込み、そのことを親戚一同が集まった正月の席で自慢していました。
そんな話で盛り上がっていたので、親戚もちょっとアレな人が多かったようです。
さらに、母は周りに悪いうわさを広めて回るのが趣味で、近所の人を引っ越しまで追い込むなど、精神的に相手を追い詰めることに快感を覚えるタイプです。
私の卒業文集も満面の笑みで燃やしていましたし、こうしたエピソードは挙げればきりがありません。
姉は両親譲りの性格で、加えて小さい頃から癇癪持ちのためトラブルが絶えません。
姉の奇行は小さい頃から凄まじく、お年玉の合計額が私より千円少なかったときは尋常じゃないくらいにキレていました。
その後、私、両親、当時はまだ生きていた祖母の財布からお札を盗み、ビリビリに破いて火をつけてボヤ騒ぎを起こしたこともありました。
大人になってからも奇行はおさまらず、職場の人とすぐにトラブルを起こすため、しょっちゅう仕事を変えています。
42歳になった今でも脅迫電話がかかってくるなど、そのキレぶりは年々磨きがかかってきて、もはや常人では理解不能の域まで達しています。
そして両親と姉の他にもう1人、もう亡くなった祖母もかなりの人物でした。
生前の祖母は土地持ちで、周辺農家を仕切っていましたが、人使いの粗さや暴言から多くの人の恨みを買っていたようです。
気に入らない人は村八分に追い込むなどしていたようで、私の地元では祖母とトラブルを起こさないために、祖母の名前を口にしてはいけない暗黙のルールがあったようです。
祖母の葬儀の席で親戚から聞いた話ですが、祖母方の家系の女性は代々危険な人が多かったようです。
母と姉がおかしいのは、その血を受け継いでいるからかもしれない、そのせいでちょっと人と違うのかもしれないと言っていました。
長男の私は、男に生まれたお陰で比較的正常、少々怪しいですが...になったのでしょうか。
そんな両親と姉と同居しています。
ただ、部屋は離れにあり、お風呂以外は全部そろっています。
お風呂は銭湯に通っているので、両親や姉とは2年ほど顔を合わせていませんでした。
そんな中、2カ月ほど前に母親が転んで頭を打って入院することになりました。
それからほどなくして退院しましたが、なぜか事故とは直接なんの関係もない私が責められることになりました。
できる限りの協力はしてきて、食事の用意、お風呂、トイレのサポートもしてきましたが、何か気に入らないことが一つでもあるとキレます。
母がキレると別の家族もキレて、最終的には3人でキレまくりです。
私は空手の経験を通して、気持ちを自制してむやみに手を出さないことを学んできましたが、このときばかりは手が出そうになり、自分を抑えるのに必死でした。
そんな生活がしばらく続き、さすがにうんざりしてしまいました。
もう精神的にも限界で、最悪の事態が頭をよぎったこともあります。
その結果、家を離れるしかないという決断に至りました。
世間様からなんと言われようと、両親と姉とは縁を切って、離れて暮らそうと物件を探しています。
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