え! パスポートの年齢が31歳から28歳に⁉ 友人が若返った実話。そこには都市伝説ような噂が...

「40代の女性です。海外留学中に知り合った、東南アジア出身の学友。知り合った時は年上でしたが、ある日突然年下になるという、不思議な現象が起きました。その背景には、意外な事情があったようで...」

え! パスポートの年齢が31歳から28歳に⁉ 友人が若返った実話。そこには都市伝説ような噂が... 4.jpg

■アジアの某国の学友が突然「若返り」⁉

私(47歳)は18年前の29歳の頃、海外の専門学校に通っていました。

同じクラスにいた東南アジア出身のMさんは、出会った当時31歳。

しかし彼女はある日突然、どういうワケか私より1つ下の28歳になりました。

学校の休暇に合わせ、パスポート更新のために一時帰国していたMさん。

戻って来ると、新しいパスポートに記載された生年月日は、紛れもなく私の1つ下になっていたのです。

「どういうこと?」

Mさんの言い分は、実家のある村が数年前に大洪水に見舞われ、役場の戸籍情報がすべて失われたために、再登記が行われたとのこと。

その際にご両親が、娘の誕生年を「元に戻した」そうです。

「ん?」と思って詳しく聞くと、もともとMさんの戸籍は役場の手違いで誕生年が間違って登記されており、初めてパスポートを申請した際に気付いたけれどその時は修正せず、再登記を機に間違いを正したのだとか。

不思議な話です。

Mさんは自身の正しい年齢をみんなに周知してもらおうと、パスポートを見せて回り、事情を説明していました。

しかし、学友たちは「きっと親が娘のために、故意に若返らせたに違いない」と疑っていました。

状況から言っても、いたって自然な反応でしょう。

私も「私より若くなるなんてズルい!」と思っていました。

当時29歳の私は、年齢に敏感だったので...。

■アジアの某国の年齢のからくりに驚愕

しかし意外にも、東南アジア出身の学生たちは、「本人がそう言うなら、そうなのだろう」と、すんなり受け入れていました。

価値観の違いなのか、それともそういった間違いや修正は珍しくないのか。

「戸籍の登記ミスなんて、よくあることなの?」

気になって聞いてみると、衝撃的な答えが返って来ました。

あくまでも「噂話」と前置きしておきます。

話によると、途上国の特に貧しい村では、子どもが誕生すると、親が誕生年を偽って登記するケースがなきにしもあらずとか。

その一番の目的は、子どもを早く働かせるため。

役場も事情をくんで、気付かないフリをするケースが多いそうです。

18歳から出稼ぎが可能なら、実年齢が18歳に達していなくても、書類上は働きに行けるというわけです。

見知らぬ土地へ行けばバレません。

そういうケースがあるので、東南アジア出身の学生たちは、Mさんに「深く追求すべきではない」という配慮をしているようでした。

いまから20年近く前の噂話ですから、本当に登記の偽装があったとすれば、行われたのは50年近く前。

そのくらい昔の途上国ならあったのかもしれません...。

Mさんは同年代の子たちと一緒に学校に通い、実年齢18歳の時にパスポートを取得して、海外へ出稼ぎ。

その時から、パスポートに記載された通りの年齢(当時21歳)を公称していたそうです。

この間まで年上だった人が年下になるのは腑に落ちませんし、「30代」から「20代」に逆戻りというのもなんだか都合がよすぎな気もします。

ですがMさんにも複雑な事情があるかも知れないので、当時は深読みせず、間違いを正した話を信じておくことにしました。

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