「引き出しの現金3万円が盗まれた!」家にいたのは両親だけ、信じたくないけど犯人はまさか...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:うさぎ
性別:女性
年齢:50
プロフィール:自宅の雑草がすごいことに! 先日草刈り頑張りました。

「引き出しの現金3万円が盗まれた!」家にいたのは両親だけ、信じたくないけど犯人はまさか... 2.jpg

今から27年前の5月頃、まだ私(当時23歳)が独身の実家暮らしで、正社員として働き始めて3年目頃の出来事です。

当時は、バブルの時期だったおかげで就職は売り手市場。

そのため、なかなかの好待遇の会社に就職できて収入も安定していました。

家にも少ないですが、3万円ほど毎月お金を入れていました。

ただ、両親(当時父61歳、母57歳)は父が定年を迎えて、いろいろと大変そうでした。

何が大変かというと、父が友人の連帯保証人となってしまい、その友人が行方不明になってしまったからです。

その頃、私はお財布とは別に、お金を自分の部屋の机の引き出しに入れていました。

ある日、3万円を引き出しにしまったのですが、次の日、そこからお財布にお金を移そうとしたら、その3万円がなくなっていたのです。

びっくりすると同時に、心臓がバクバクしてしまいました。

父はすでに会社に出勤して不在です。

母に聞いたところ「知らない」と。

団地住まいで3人家族、あとは父しかいません。

しかし、帰宅した父に聞いても「知らない」との一点張りでした。

泥棒が盗んだなら「いつ」「どうやって」盗んだのでしょう。

私は、前日に引き出しにあったことは確認しているので、お風呂に入っているときか、寝ているときになくなったとしか思えません。

このことがきっかけで私は両親が信じられなくなってしまい、一人暮らしを決心をしました。

結果的に、一人暮らしをしたことでお互いに距離ができ、冷静になれる部分もあり、よかったと思っています。

父は私が38歳のとき、77歳で癌で亡くなりました。

その後、しばらくたってから母から5万円が入った封筒を渡されました。

びっくりして理由を聞くと「あのとき、どうしてもお金が必要で、3万円借りてしまった」と言うのです。

当時は、父かもしれない、母かもしれない...とずいぶん悩みましたが、子どもを出産してからはその事は忘れていました。

でも、後で返すつもりだったとしても、私のお財布からお金を取ってしまったことは、母自身、つらい出来事だったんだなと思うことにしました。

今、もし私がお金が足りなくなった場合、子ども(14歳)のお財布からお金をちょっと拝借する...これはなんとも情けないことですし、してはいけないことだと思います。

家族だからこそ、きちんとするべきだと思います。

この母の行動が反面教師となり、私は精神的に両親から自立することができました。

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