「29歳の娘を持つ母親です。働かない娘にこの先の不安が増すばかりです。母一人、子一人。思えば、私が彼女を追い詰めていたのかもしれません」
■急に不登校になった娘...
わが家には29になる娘がいます。
小学校卒業の直前に私が離婚し、以来ずっと二人で暮らしてきました。
中学2年の頃に不登校が始まり、高校は1カ月で中退。
成人しても働く事ができないまま今に至ります。
原因は思い当たる事があり過ぎてどれか一つとは言えないのですが、おそらく一番は私の過干渉だと思っています。
もともとひどい心配性で、娘から目を離すと途端に不安になってしまうので、幼い頃から娘の身の周りの些細な事も手を出し口を出してきました。
学校から帰る時間が少しでも遅いと、途中で事故にあっていないか不安で迎えに出たり、遊びに出掛けて門限の5時を過ぎると家と外を行ったり来たり。
更に遅くなって辺りが暗くなってきたときなどは、誘拐でもされたのではと友達の家に電話をかけたり公園に探しに行ったりもしました。
離婚して二人だけの生活になった頃、否、それだけではなく娘が思春期に入った事もあるかもしれません。
さまざまなストレスを抱えていたのでしょう。
娘は急に学校に行かなくなりました。
毎日毎日泣いたり怒ったり。
私はそんな娘の気持ちを知ろうとせず、ただ学校に行かせようとしたので喧嘩になることもありました。
学校の先生と娘との間でどうしたら良いのか混乱したまま娘に接していた事も良くなかったと今では思います。
そう、すべては「今思えば」という事ばかりなのです。
不登校のまま中学を卒業し、高校に入学するもその1カ月...。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。