<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ガラパゴス
性別:男性
年齢:60
プロフィール:健康には気をつかって運動は大好き。新しいものが好きで何かやりたいことがあれば実践してみたくなるシニアフリーターです。
2022年の秋にあった、大学の部活の同窓会で再会したAさん(49歳)という女性の話です。
私は弓道部の指導員として、彼女を4年間指導してきました。
とりわけ目立った学生ではなかったと記憶しています。
しかし同窓会で会ったとき、学生時代からは想像もつかない人の性(さが)を感じさせられる話を聞いてしまいました。
Aさんは35歳で結婚して、現在も夫と犬と一緒に暮らし、どちらかといえば優雅で幸せな生活を送っているようです。
そんな彼女から、最近よくある「出会い系サイトに登録した」と聞かされました。
酒の勢いもあってか、同窓会の2次会では話は少し怪しい方向に展開していきました。
その出会い系サイトは、性的趣向がアブノーマルな人たちのサイトでした。
私は「なぜ49歳になってそのようなことを?」と、興味本意でAさんに聞きました。
Aの夫は3歳上の52歳です。
2人は結婚後、子どもを作るために努力をしたそうですが、結局できずに40歳を前にして諦めたとのこと。
夫は、夜の営みは子作りのためと割り切っていたそうで、それ以来、すっぱりと夜の関係は無くなりました。
そこまではよく聞く話かもしれません。
Aさんは夫婦円満な生活に不満はないのですが、20歳頃の初経験で味わったアブノーマルな快感が「50歳を目前に思い出されてきた」というのです。
年上の彼氏から体を叩かれたり卑猥な言葉を吐かれたりしたというもので、当時は男女の行為はこれが普通だと思っていたそうです。
その記憶は脳裏から消えず、その時の快感を味わいたくなり、2022年の夏、思い切ってネットで調べて、ある出会い系サイトに登録したとのことでした。
何人かに会ったそうですが、体の関係には進展しなかったようです。
やはり、夫への裏切り感は拭えないそうなのですが、身体の奥底に潜んで消えない何かがあり、悩みにもなっていると教えてくれました。
人には思いもよらない顔があるのですね。
彼女の話は1時間ほどでしたが、人の性(さが)をすごく感じました。
2023年元旦に届いた年賀状には「年末に目標クリアしました!」と一文書き添えてありました。
目標について詳細の記載はありませんでしたが、きっと良き紳士とちょっと危ない体験ができたのでしょう。
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