<この体験記を書いた人>
ペンネーム:gaspal
性別:女性
年齢:42
プロフィール:私(42歳)、夫(53歳)、小学5年生息子の3人暮らし。共働き家庭です。
義母(82歳)は遠方の豪雪地帯で長年一人暮らしです。
2020年初めに認知症を発症してしまい、2021年秋の介護認定では「要介護1」でした。
ほぼ毎週末、義実家から車で1時間半ほどのところに住む義兄(52歳)が義実家に行っています。
義母と買い物をして、義母宛の郵便物の確認、冷蔵庫の中身の消費期限、義母の体調など、いろいろ様子見をして、我が家に報告してくれます。
義母は平日は週2回デイサービスに行き、服薬管理もヘルパーさんに依頼。
義兄が義母に内緒で、自治体独自の安否確認電話を申し込みました。
有料と知ると、ケチな義母は断ってしまうからです。
それぞれの訪ねる曜日をずらすことで「毎日誰かが義母の安否確認」をできるようにしており、何とか毎日をしのいでいます。
ただ義母は、最近では毎週会っている義兄のことも「息子」と分からなくなりました。
投薬管理の薬も、薬ケースごと義母が隠すようになりました。
居間の蛍光灯のリモコン、テレビのリモコンと、リモコンをなぜか隠しては「なくなった、盗まれた」と警察に110番。
警察の方は「ああ、まただね〜」と怒りもせず、柔軟な対応をしてくださって本当にありがたいです。
義母の1人暮らしがすでに難しいのは明白です。
ただ、義母が望むように「住み慣れた田舎にいるほうがいいのか」と悩みます。
義兄の自宅近くの都会の老人ホームに入居すると、環境の変化から認知症が進行するかもしれません。
「なんとか義母宅で義母が過ごせないか」と夫、義兄、親族一同が悩んでいました。
しかし、ここは豪雪地帯。
外に出て帰れなくなったら、死に直結してしまいます。
2022年秋の介護認定の判定検査を待って「冬だけでもショートステイサービスを利用しよう」と義兄、夫たちと話していました。
ところがです。
先日、義兄から「どうしよう」と慌てた連絡がきて仰天してしまいました!
それは義母の介護認定についてでした。
「2021年の介護認定は有効期間が2年。そのため今年は検査はなく、2023年の秋に介護認定の検査があります」
義母が住む自治体の役場から義兄に連絡がきたとのこと。
つまり、2023年秋の検査まで介護度は「要介護1」のままなのです!
でも実態は、明らかに1年前よりも義母の認知症はずっと進んでいます。
「この冬を一体どう乗り切る?」と義兄が中心となって走り回っています。
そんな中でも義母は私に相変わらず「回覧板がない! 盗まれた!」と電話...。
介護認定もいろいろと難しい問題だなと考えさせられた出来事でした。
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