千葉県市川市にある鍼灸マッサージ治療院「やすらぎ治療室」。その院長である「やすらぎさん」こと冨森猛さんが保護したのは、生まれつき右後ろ脚がない一匹の三毛猫・ミケちゃんでした。
『続 ミケちゃんとやすらぎさん』(KADOKAWA)は、保護されて以来、看板猫として多くの患者さんを癒してきたミケちゃんと、彼女を家族として迎えたやすらぎさん、そして周囲の人々が紡ぐ、かけがえのない絆の物語です。少し切なくて、でも心が温まるエピソードに触れてください。
※本記事はやすらぎさん、にごたろ著の書籍『続 ミケちゃんとやすらぎさん』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
やすらぎさんより
初めてミケちゃんを見かけたのは11年前の春。まだ幼さが残る表情でした。
先天的に右の後ろ足が無いミケちゃんでしたが、いつも元気いっばい。
やすらぎ治療室の前でごはんをあげるようになるとミケちゃんは必ず半分ほど残して、他の外猫ちゃんを呼びに行き分けてあげていました。
当時、自宅にはデリケートな性格のシニア猫のチャコマロンちゃんがいたので、自宅には連れ帰ることが出来ず、心配の余り早朝治療室に行くようになったのが10年前。
ミケちゃんは僕の姿を見ると、満面の笑みで駆け寄って来たものでした。
お外の生活は危険が一杯なので、しばらくして治療室に招ぎ入れることになりました。
以来ミケちゃんは本当に良い子で暮らしています。
自分で決めたマイルール
1.爪を立てたりいたずらはしない
2.ごはんの置いてある「厨房」には入らない
3.施術スペースには入らない
4.夜間にウンチをしたらにおいを広めないようバスタオルでトイレを覆う...
これらをきちんと守りながら。
この10年余り、ミケちゃんはたくさんの出会いを通じて本当に多くの方々...外猫の仲間や人々に支えられて生きてきました。
そしてミケちゃんは、健気で優しい性格と屈託のない「ひまわりスマイル」で多くの方々に幸せを与え続けてくれました。
ミケちゃんは「その笑顔で多くの人の心を幸せにしなさい」と使命を授かって、お空から舞い降りてきた天使のような女の子。

ミケちゃんは優しくナデナデされるのが大好き。両手で包み込むと、ミケちゃんの温もりが伝わってきます。






