更年期症状を引き起こす「三つの要因」
更年期の症状が人によってさまざまなのは、人によって重なる要因が異なるから。何が原因になっているかを、自分と向き合うことで明確にし、対処していきましょう。
【身体的要因】
卵巣機能の低下によって、女性ホルモンの分泌がスムーズにいかなくなることが要因。特にエストロゲンが急激に減少することで、生殖機能、自律神経系、心血管系などに作用し、多くの不調が現れます。
【心理的要因】
元々の性格や思考のクセ、また幼い頃の家庭環境も大きく影響します。細かいことにクヨクヨしてしまう方は症状が強く出やすく、逆にあっけらかんとしている方は症状が出にくい傾向にあります。
【社会的要因】
職場での人間関係、セクハラやパワハラ、そしてまた家庭でのストレスが関係しています。子どもが自立したことによる空の巣症候群、親の介護によって環境が変わることが原因となることも。