『死んでも女性ホルモン減らさない!』 (葉石かおり/KADOKAWA)第6回【全6話】
どうして汗が止まらないの? どうして夫やペットの行動にイライラするの? どうしていきなりこんなに太ったの? そんなことに悩まされ、私生活がボロボロになってしまったという葉石かおりさん。悩んだすえに医師に相談した結果、自分が若年性更年期であること、そして、それらは女性ホルモンのバランスが崩れたことで引き起こされたのだと知りました。『死んでも女性ホルモン減らさない!』(KADOKAWA)には、葉石さんが実体験を通じて学んだ女性ホルモンとの付き合い方が綴られています。
※本記事は葉石かおり著の書籍『死んでも女性ホルモン減らさない!』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
一つだけじゃない女性ホルモン減少の要因
女性ホルモンの減少によって生じる更年期の症状は、人によって驚くほど違います。私のようにひどいホットフラッシュとイライラで悩まされる人もいれば、毎日悲しくて無気力になり寝込んでしまう人も。なぜ、こんなにも症状が千差万別なのでしょう? それは「三つの要因」が複雑に絡んでいるからです。
一つは誰にでも共通する身体的要因です。エストロゲンの急激な減少によって、ホットフラッシュや動悸といった症状がカラダに現れます。二つめは心理的要因。いわばその人の性格によるものですが、「幼い頃にどう育てられてきたか」という要素も関係しています。三つ目は社会的要因です。職場におけるポジション、人間関係でのストレス、家庭におけるストレスも影響します。これら三つの要因を総合的に考え、医師と相談しながら治療していきましょう。