高齢になるにつれて減り、不調を招くことも...女性ホルモンの変化を知ろう/死んでも女性ホルモン減らさない!

女性ホルモンの減少が不調の原因に

女性ホルモンは、脳によってコントロールされています。ホルモン全体の総司令官的な役割を担っているのは、脳の中にある視床下部という場所。そこから「ホルモンを出して」という指令が卵巣に届くと、卵巣からエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されます。

若い頃はこのような脳と卵巣の連携がスムーズに行われますが、年を重ねると、卵巣機能が低下するため、脳から「ホルモンを出して」と指令が届いても、ホルモンが分泌されなくなります。指令通りにいかないと、脳は混乱して暴走。自律神経や免疫系も影響を受け、ホットフラッシュなどをはじめさまざまな不調が起こるのです。若くても、大きなストレスや過度のダイエットで視床下部がダメージを受けると、更年期のような症状が現れることがあります。

高齢になるにつれて減り、不調を招くことも...女性ホルモンの変化を知ろう/死んでも女性ホルモン減らさない! 05-02.png

 
※本記事は葉石かおり著の書籍『死んでも女性ホルモン減らさない!』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP