こんにちは。「さよのシンプルライフブログ」を主宰している原田さよと申します。このコラムでは、人生後半をラクに暮らすための片付けについて、苦手でも続けることのできる方法や、やる気を維持するコツなどについて書いています。
前回の記事→元気だった義母がとつぜん入院。あれから5ヵ月、今こんな同居生活をしています
部屋がモノで溢れている、探しものが多い、同じものを買ってきてしまい後から見つけてがっかり...。このようなかつての私と同じ悩みを持っておられる人は、使っていないものや壊れているものをどんどん手放すことからはじめるのが、片付けを失敗しない一番のコツです。
いっぽうで、やる気を維持するために、小さな成功体験を積み重ねていくのも大事です。
簡単な収納グッズを使って暮らしがちょっと便利になれば、達成感を満たしていくことができますので、今日は、私が試して使いやすかった100円ショップの「フック」を5つご紹介します。
なぜフックは使いやすい収納グッズなのか
フックは、すぐ試すことができて移動も簡単、浮かせることで掃除もラクになるため、片付けの苦手な人にもおすすめしやすい収納グッズです。
私は、用途に応じて、固定式のものやフックの根元が動かしやすいものを使い分けています。
見出しの中のカッコには、私がそれを購入した100円ショップや陳列してあるのを見かけた100円ショップの名前を書きました。
でも、これらはたいていの100円ショップで取り扱いがあると思いますので、興味を持って頂けたらお近くのお店でさがしてみてください。それほどフックはポピュラーな収納グッズなのです。それだけに、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
クリップ式フック(キャンドゥ・ダイソー・セリア)
クリップ式のフックは、普通のフックのように動かないので、取るときも戻すときもイライラしません。特に手が濡れているとき便利に感じます。キッチンのステンレスの棚につけて、スポンジなどをかけておくのにもいいと思います。
吸盤式スイングフック(ダイソー・キャンドゥ・セリア)
マグネットがくっつかない壁でタオルや炊事用手袋を吊るため、ダイソーの吸盤式フックにピンチをひっかけて使っています。こうするとタオルなどの下に手を入れやすいので、つけ外しがラクです。
キッチンのリフォームをする前はタイルの壁につけていました。
リフォーム後はキッチンパネルにつけて。
この洗濯長ピンチは、リウマチで握力が少ない私にもラクにつまめるものです。
ステンレス2WAYホルダー(セリア)
お風呂ブーツを置く場所に困って、さんざん収納方法を考えました。浮かせておけて、場所もあまりとらないこのステンレスホルダーのフックが、わが家の狭い脱衣所にはぴったりでした。
バスブーツの向きは、逆の方がひっかけやすいかもしれません。
Q-BAN コップホルダー(セリア・キャンドゥ)
こちらは、歯磨き用のコップとフックがセットで108円でした。逆さに向けて浮かせておけるというのが私の理想だったので、見つけたときはとても嬉しかったです。
コップをフックの先にうまく引っ掛けるのに少々コツがいりますが、すぐ慣れました。今は洗面台の掃除もラクになり快適です。
お店ではこのような状態で売られています。バス用品のあたりを探してみてください。
普通のS字フックも使い分けて便利に
よくある普通のS字フックも、ものの出し入れがラクにできるよう、場所によっては大きさや長さを変えて活用しています。
たとえば、クローゼットの中にベルトを吊るして収納する場合。こういうときは、高さに違いの出るフックを使ったほうが、同じサイズのフックを並べるより、ベルトのかけ外しがラクになります。
モデルルームのような収納にしなくても大丈夫。難しく考える必要はないと思うのです。大切なのは、どうすれば自分が使いやすくなるかを知っていることです。
私がこれまで試してきた100円ショップの収納グッズのうち、簡単で効果も感じやすかったフックについてご紹介しました。よかったら試してみてくださいね。
原田さよ
FC2ブログ公式ブロガー。累計1350万PVを誇る大人気ブログ「さよのシンプルライフブログ」主宰。1963年生まれ。もともと片付けが苦手で、スッキリした暮らしとは程遠い毎日を送っていたが、50歳を節目に家の大片付けをはじめる。部屋が片付くにつれ、生きやすくなっていることに気付く様子を綴ったブロクが人気を集め、書籍化に至る。まもなく娘が結婚、近くに住む義母との2度目の同居も控え、コツコツと片付けを続けている。著書に『今日からだれでも、片づけ上手。モノ、迷い、重たい気持ちとサヨウナラ』(SBクリエイティブ)。