こんにちは。「さよのシンプルライフブログ」を主宰している原田さよと申します。このコラムでは、人生後半をラクに暮らすための片付けについて、苦手でも続けることのできる方法や、やる気を維持するコツなどについて書いています。
前回の記事→亡き息子との思い出を整理。「過去を生きる」のをやめるためにはじめたこと
毎日が発見ネットの読者のみなさんは、お掃除をプロに頼んだことがありますか? 私は2年前にはじめてプロのお掃除サービスを利用しました。
今日は「こだわりを捨てて、出来なくなってきた掃除をプロに頼んだら、期待していた以上の効果がありました」ということについて書きます。片付けのお話からは逸れますが、人生後半をラクに気持ちよく暮らすためにという目的は同じです。利用を迷っている人がおられたら、夏前の今が始めどきだと思いますのでぜひ!
20年目のお風呂。諦めていた汚れやカビも取ってもらうことが出来ました。
プロに掃除を依頼するまでの葛藤
実は、お掃除サービスを使ってみたいと考えはじめてからも、なかなか申し込むことができませんでした。汚れていて恥ずかしいという気持ちや、お金を払って家事をしてもらうことに対する罪悪感があったからです。何年迷ってきたか...。
でも、体力も気力も落ちてきたし、「これからの人生、もっとゆったり構えて気持ちよく暮らしていきたい」という思いが強くなっていたので、そういうこだわりもなくなってきました。
はじめてプロに掃除してもらったのは浴室です。年々手入れが難しくなり取り切れない汚れがたまっていましたので、天井やタイルの目地をピカピカにしてもらったのを見たときは、声をあげて喜びました! 次の年からは、トイレや洗面台、換気扇の掃除もお願いするようになりました。
古い洗面台の汚れも、かなり取って下さいました。毎朝気持ちいいです。
プロに掃除を依頼するメリット
利用してあらためて感じたプロに掃除を依頼するメリット。私は次の5つをあげたいです。
1.頑固な汚れが落ちる
2.家庭では対応できない素材の汚れも落としてくれる
3.手の届かない場所の汚れも落としてくれる
4.綺麗になることで電気代の節約や健康面での効果が期待できる
5.掃除出来なかったことへのイライラが一気に解消される
これは、お金がかかるというデメリットを超えるものでした。
はじめてお掃除サービスを利用するなら、ジメジメしてカビが生えやすくなる梅雨の前、エアコンを使い始める夏前、年末などがおすすめです。繁忙期になると予約も取りにくくなるので、いくつか都合の良い日をあげておいてから連絡してみてください。
私が依頼したのは、イオングループの「カジタク」という会社です。ここを選んだのは、料金設定がわかりやすかったからです。
チケットを買って申し込みました。中味やパッケージは変更されているかもしれません。
この人にお願いしたのは2回目。快く掲載を許可して下さいました。
持続するプロの掃除の効果
他にも良い面がありました。
●「この綺麗な状態をキープしよう」と、今までより掃除に意識が向くようになった
●ちょっとした掃除のコツを教えてもらえた
たとえばトイレと洗面台の掃除をしてもらったときは、「洗剤をかけたら、せめて2~3分は置いてください。ふりかけてすぐゴシゴシしないように。そうでないと洗剤の効果が期待できません」とアドバイスされました。短い会話のなかで、こちらの性格を見抜かれたようです!
せっかちな私は洗剤の説明もよく読まず、かけたらすぐスポンジでゴシゴシやって水を流すというやり方をずっと続けていましたので、このアドバイスは参考になりました。教えてもらってからは、綺麗な状態をキープできるようになっています。
20年使ってきたトイレ。蛇口付近の水垢も取れてピカピカになりました。嬉しいです。
罪悪感は、主婦の私が持っていた小さなプライドの裏返しだったのかもしれません。最近結婚した娘にこの話をしたところ、気持ちはわかるけどそこまで思わなくても良かったのでは? ということでした。
今なら私も堂々とみなさんにお伝え出来ます、そろそろ難しい場所の掃除はプロに頼んでみようかなと考えておられる方は、ぜひ夏が来る前に利用してみてくださいと。間違いなく家も気持ちもスッキリします! と。
原田さよ
FC2ブログ公式ブロガー。累計1350万PVを誇る大人気ブログ「さよのシンプルライフブログ」主宰。1963年生まれ。もともと片付けが苦手で、スッキリした暮らしとは程遠い毎日を送っていたが、50歳を節目に家の大片付けをはじめる。部屋が片付くにつれ、生きやすくなっていることに気付く様子を綴ったブロクが人気を集め、書籍化に至る。まもなく娘が結婚、近くに住む義母との2度目の同居も控え、コツコツと片付けを続けている。著書に『今日からだれでも、片づけ上手。モノ、迷い、重たい気持ちとサヨウナラ』(SBクリエイティブ)。