履かない靴はもう処分!苦手でもできる玄関の片付け方/原田さよ

履かない靴はもう処分!苦手でもできる玄関の片付け方/原田さよ pixta_9675434_S.jpgこんにちは。原田さよと申します。

私はブログで、苦手でも続けることができる片付け方や、気持ちよくモノを減らすコツ、家族みんながわかりやすい収納の工夫などを書いている54歳の主婦です。

みなさんは、イメルダ夫人をご存知ですか?「知ってる!」とおっしゃる方は、たぶん同年代ですね。私は結婚するとき妹から「まるでイメルダ夫人」と言われるほど靴をたくさん持ってきてしまいました。もちろん数千足はオーバーですが、それほど靴が好きでした。そんな多くの靴も結婚後に活用できたのはごく一部。ですが、ほぼ捨てないまま30年近く持ち続けました。

今日は、そんな"捨てられない"私が、下駄箱周りをどのように片付けてきたかについて書きます。

*目次*
(1)どんな玄関が理想?
(2)下駄箱の収納ルールを決めておく
(3)靴の捨てどき、見きわめポイント
(4)一気に靴を減らせないときの対処法
(5)片付ける前に準備しておくと作業がラクになる物
(6)気持ちの良い玄関を保つために

どんな玄関が理想?

まずは前回の記事「人生後半をラクに暮らすために、苦手な片付けを克服する一歩目を踏み出す。はじめにやっておくこととは」で書いたように、片付けの目標を決めることからはじめます。

みなさんは、どんな玄関にしたいですか? 季節のお花がいつも飾られている玄関、趣味の物を展示して披露できる玄関...いろいろなパターンがありそうです。

目標をはっきり決めておくと、迷ったとき、要不要を判断しやすくなります。たとえば、下駄箱の上に何かを飾りたいとき、それ以外の物が多く乗っていると引き立ちませんから、乗せていたものの置き場所を他へ移したり処分したりすることを考える、という具合に。

下駄箱がギュウギュウ詰めで困っていた私は、まず、さっと靴の出し入れができることを目指しました。そのためには、多過ぎる靴はもちろん、今はもう玄関で使っていないというものも処分する必要がありました。

下駄箱の収納ルールを決めておく

片付けとは、使ったものを元に戻すこと。ですから、私のように片付けに苦手意識のある人は、"戻す"ことが簡単にできる下駄箱にすれば失敗しません。

靴を戻しやすい下駄箱とは、靴がゆったりと入っている下駄箱です。複雑な収納方法も使わないほうが戻しやすいので、わが家の下駄箱は"そのまま"入れておくスタイルです。

下駄箱収納の"わが家ルール"は次のようなものです。

●決まった段に、自分の靴を戻す
●靴は、自分の段に置けるぶんだけを持つ
●玄関に関係ないものは収納しない
●脚立を持ってこないと手が届かないような高い場所には、もう収納しない

履かない靴はもう処分!苦手でもできる玄関の片付け方/原田さよ 下駄箱全景 2018.1.29 毎日が発見提出用.JPG

家族それぞれの靴の置き場所を決めたら、靴が増えなくなりました。サイドには、子供たちの思い出の靴、出番の少ないブーツや草履、折りたたみ傘や自転車用の鍵、季節外のスリッパ、ここに飾る花のための小さな花器や花鋏みを、そのまま収納しています。上段にはさらに出番が少ないものを。長傘は手前の傘立てに入れています。

履かない靴はもう処分!苦手でもできる玄関の片付け方/原田さよ 下駄箱 玄関 ファブリックパネル (1).JPG

ファブリックパネルの裏には、ハサミや印鑑などをスタンバイ。届いた郵便物をすぐ開封して要不要をたしかめたり、回覧板にサインをしたりするためです。

靴の捨てどき、見きわめポイント

誰の靴をどこに収納するかを決められたら、今度はそこに入るだけの靴の数にしていきます。私の靴の捨て時のポイントは次のようなものです。迷ったときは"履いてみる"のが一番です。

●サイズが合わなくなっている
●デザインが古い
●ヒールが高い(危険)
●綺麗に見えても、何年も履いていない(劣化)
●平らすぎるインソールのもの(疲れる)
●靴底を直せば履けるが、そうまでして履きたいとは思えない靴

履かない靴はもう処分!苦手でもできる玄関の片付け方/原田さよ pixta_22283151_S.jpg


一気に靴を減らせないときの対処法

今は捨てられないと思う靴は、透明のケースを使って中の靴が見えているような状態で収納しておくのがおススメです。こうすれば、片付けの苦手な人でもその靴の存在を忘れにくくなります。

靴の写真を撮って箱の表に貼り、別の場所で保管する方法もよいと思います。ただし、忘れてしまわないよう、奥にしまい込まないことがポイントです。

履かない靴はもう処分!苦手でもできる玄関の片付け方/原田さよ 靴収納 100円ショップ透明ケース (4).JPG

100円ショップで買える透明のケース。MサイズとLサイズがあります。

片付ける前に準備しておくとラクな物

片付けが苦手な人ほど、片付ける前に道具を揃えておくとラクです。私は次のようなものを準備しました。

●靴箱に入っている物を広げるシート
●ゴミ袋(不燃物を入れる方のゴミ袋も)
●ハサミ(靴についているバックルなどを取って捨てるときに使います)
●軍手
●ウエス、バケツ
●マスク、タオルハンカチ

履かない靴はもう処分!苦手でもできる玄関の片付け方/原田さよ 指先のあいた手袋.JPG

作業するときは、指先が開いているこのような手袋を使うと便利です。私はダイソーで買いましたが、キャンドゥにも置いてありました。

気持ちの良い玄関を保つために

玄関を気持ちよく使うためには、こまめに掃除することと、靴のにおいを防ぐことが大切だと思うので、次のようなことに気を付けています。

●同じ靴を続けて履かない
●一日履いた靴はすぐしまわず、翌日下駄箱にしまう
●雨でぬれたときは、乾くまで下駄箱にしまわない
●こまめに、下駄箱と玄関のとびらを開け、風を通す

玄関は家の顔です。と同時に、靴だけでなく、外出に伴ういろいろなものを置いておきたい場所でもあります。

気分よく玄関を使うためにも、靴の数を絞ったり、「出したら戻す」がしやすい収納を作ったりして、苦手な片付けをラクにしていきましょう!

履かない靴はもう処分!苦手でもできる玄関の片付け方/原田さよ 2017.4.21 毎日が発見プロフィール画像用1.jpg原田さよ
FC2ブログ公式ブロガー。累計1350万PVを誇る大人気ブログ「さよのシンプルライフブログ」主宰。1963年生まれ。もともと片付けが苦手で、スッキリした暮らしとは程遠い毎日を送っていたが、50歳を節目に家の大片付けをはじめる。部屋が片付くにつれ、生きやすくなっていることに気付く様子を綴ったブロクが人気を集め、書籍化に至る。まもなく娘が結婚、近くに住む義母との2度目の同居も控え、コツコツと片付けを続けている。著書に『今日からだれでも、片づけ上手。モノ、迷い、重たい気持ちとサヨウナラ』(SBクリエイティブ)。

 

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP