心身を整える健康効果いっぱい! 暑い日も冷茶で不調知らず

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暑くなると、冷たいお茶を飲む機会が増えますよね。最近は、氷と水でお茶を抽出する冷茶の入れ方が知られるようになってきました。上級煎茶を使うのが一般的ですが、実は、冷茶に適した茶葉はほかにもあります。静岡県立大学茶学総合研究センター長の中村順行先生に、お勧めの茶葉とその効果を教えてもらいました。

「冷茶には、上級煎茶のようにうま味を楽しむものと、玄米茶や和紅茶のように体への刺激が少なく、水分補給や疲労回復などに適したものがあります。なかでもこの時期、体調を整えるのにお勧めなのが番茶。番茶には、血糖値を下げるのに有効なポリサッカライドという成分が含まれており、水出しすると、この成分がお茶の中に溶け出します」。

ポリサッカライドは、新茶の時期に収穫される茶葉よりも、秋冬(しゅうとう)番茶と呼ばれる秋に摘まれる茶葉に、より多く含まれます。新茶に比べ、価格も手ごろで毎日飲むのにも最適です。

味も効果もさまざま 冷茶にお勧めの茶葉

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玉露
茶葉に氷を当てる時間が長いほど、うま味成分が出てまろやかに。茶葉の味わいをたっぷり楽しめます。玉露だけは入れたてがお勧めです。
【材料】 茶葉6g、水50mℓ、氷3~4個

 

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煎茶
うま味を楽しみたいときには煎茶を。体を冷やしてくれる効果やリラックス効果もあり、暑い日にぴったり。
【材料】茶葉15g、水1ℓ、氷4~5個

 

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和紅茶
ほのかな甘みの国産紅茶でリラックスできます。カテキンの一種であるタンニンが多く、老化防止や風邪予防にも。
【材料】茶葉12g、水1ℓ、氷4~5個

 

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ほうじ茶
香ばしい香りと甘みで、さっぱり飲みやすい冷茶に。カフェインが少なめで、胃にも優しい。
【材料】茶葉10g、水1ℓ、氷4~5個

 

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番茶
血糖値の上昇を抑えたり、体脂肪を燃焼させたりするポリサッカライドが豊富。デトックスのほか、疲労回復効果も。
【材料】茶葉10g、水1ℓ、氷4~5個

 

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玄米茶
カフェインが少なく、たっぷり飲んでも体への負担は少なめ。さっぱりした味わいで飲みやすい。デトックス効果も。
【材料】茶葉12g、水1ℓ、氷4~5個

後編「この時季の冷茶をもっとおいしく! 上手に入れるポイント」はこちら。

 

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<教えてくれた人>
中村順行(なかむら・よりゆき)先生
静岡県立大学食品栄養環境科学研究院・食品栄養科学部特任教授、食品栄養環境科学研究院附属茶学総合研究センター長。
この記事は『毎日が発見』2017年7月号に掲載の情報です。
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