暑い季節においしく感じられるのが、冷茶。デトックス効果が高い番茶、水分補給や疲労回復に適した玄米茶や和紅茶など、さまざまな茶葉で作ることができますが、基本的に同じ方法で冷茶にできます。日本茶カフェを営む小方奈緒さんに、おいしく作るポイントを教えてもらいました。
「茶葉に氷が当たることで、お茶のうま味を引き出せます。氷はたっぷりめを意識しましょう。茶殻の処理が面倒な人は、市販のお茶パックを利用してもいいです。ただし、上級煎茶と和紅茶はお茶パックに入れると味が出にくくなるのでお勧めできません」。体調や気分に合わせた冷茶で、夏の疲労を解消しましょう。
前編「心身を整える健康効果いっぱい! 暑い日も冷茶で不調知らず」はこちら。
これが基本! 冷茶はこうして入れます
どの茶葉を使っても、入れ方は同じ。基本さえつかめば、いつでもおいしい冷茶を楽しめます。
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茶殻の処理が面倒という人は、市販のお茶パックに茶葉を詰めて使いましょう。茶葉が多めの場合は、2袋に分けます。
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煎茶はぬるめの湯で茶葉を開かせて時間短縮
煎茶の場合、最初に少量のぬるま湯(40℃程度)で30秒~1分ほど葉を開かせてから氷を入れ、水を注ぎます。1時間程度で、しっかりとした味わいの冷茶になります。
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小方奈緒(おがた・なお)さん
「日本茶専門店茶倉 SAKURA」(神奈川県横浜市)店主。日本茶カフェを営むお茶の達人。これまで訪れた産地は50カ所を超える。